ニートだった俺は異世界転生してもニートだった・・・第2話
【一変した世界・・・】
謎の人物「おい!・・・起きろよ!!」
俺「なんだよ・・うるさいな・・・」
謎の人物「うるさいよじゃ、ないよ!!あんたこんなところで寝てたら、町の警備兵に連れていかれるよ!」
俺「町???俺はしばらく家から出たことないから・・・・」
謎の人物「あんた!何を寝ぼけてるんだい!!昼間っから酒でも飲んでるのかい?道の真ん中で寝ているから心配して起こしてやったら、単なる酔っ払いか!本当に早く起きないと警備隊にでも見つかったらしばらく牢屋に放り込まれるよ!!」と言ってその謎の人物は去っていった・・・
謎の人物が去って行ったあと、ぼんやりとしていた頭が少しずつはっきりしてきた。
そして、意識がはっきりしてきているのに、今置かれている自分の状況に、何が何だか分からなくなってきた。
そう、中世ヨーロッパを思わせる・・・といっても・・・みたことも行ったこともないのだが・・・そんな雰囲気のするレンガつくりの街並みの路地の一角で自分が寝ていたのだ・・・???
「家で薬を飲んで・・・」と思わず口に出しながら目覚める前の状況を少しずつ思い出していくが・・・全く今の状況への理解が追い付いてこない。
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