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パレスチナ支援を日本が停止する事、それは虐殺への加担。
【ICJ国際司法裁判所の判決と、日本のUNRWAへの拠出一時停止】
①ICJ国際司法裁判所の措置命令
南アフリカがイスラエルを提訴したジェノサイド裁判の措置命令が、先週26日(金)に出た。自動翻訳で生中継で視聴した。
結果は既に報道されているように、イスラエルに対して
・ジェノサイド的行為のやめるよう求めたもので、「ジェノサイドを防止するために全ての措置をとる」よう要請したものであった。
10月7日以降、正義とか人道という言葉が崩壊しているこのガザの惨状を見ているので、正直、
今回の結果もどこまでのものかと不安をもちながら見ていたが、判決を見て想像してたよりはだいぶ良かったという思いで胸をなでおろした自分がいた。
ただ、リアルタイムでSNSで現地ガザからの、「今すぐ停戦」が述べられる事はなかった判決に対して、怒りとも諦めともとれる声を読んで、すぐに自分の甘さが分かり何とも言えない気持ちになった。
その通りだ。
なぜ、「今すぐ停戦」の当たり前の事が述べられなかったのか。
以下は有識者の早尾貴紀さんのSNS投稿の報告より引用。
→「イスラエルによるガザ地区のジェノサイドに関する国際司法裁判所の仮保全措置について。
・即時停戦は裁定に含まれていない。
・1ヶ月以内の報告を(イスラエルに)求めているが、1カ月間攻撃を激化させかねない。
・法的拘束力があると言っても、強制力は何もない。
結局、国際社会がどれだけ圧力をかけるかだ。」
つまりジェノサイド的行為が認められた意義は大きい(と私は思う)ものの、イスラエルが全く聞かない事も出来るという事。
何故、今すぐ停戦でないのか?という、ガザのシビアな批判・声を私たちは本当に真摯に受け止める必要がある。
と、同時に私たちは、このジェノサイド裁判の判決をやはり最大限、停戦に向けた行動に活用する必要がある。
日本政府や、伊藤忠商事(イスラエルの軍事企業と子会社の伊藤忠アビエーションは事業提携を結んでいる)、そし世論に、今回の判決内容をもって、イスラエルを改めて非難し、停戦にこぎつける必要がある!!
②日本のUNRWAへの拠出一時停止について
もう言葉が出ない。本当にダメダメな日本。
当然日本は、UNRWAへの拠出を止めるべきではない!
それは直接的に、ガザの人々の命を奪う行為に他ならない。
「人道的支援」の言葉は、いかなる状況であろうとも、人命を最優先する事が根底にある。
日本はいつから人道的支援を政治的理由で辞める国になったのか。(今に始まったことではないかもしれないが)
拠出停止の理由は、報道にもあるとおりUNRWAの約12名がハマスの攻撃に関与した疑いがあるという事だが、
仮にそれが本当だとしても75年にわたる占領と度重なる空爆で、パレスチナ人を押さえつけてきた中で起こった結果である。
その「構造的暴力の根源の原因」をわきにおいておいて、今回の事象だけをもって集団懲罰のようにUNRWAへの拠出をストップさせる事は
更なる虐殺を、イスラエルの後に続いて国際社会が追い討ちをかけて実行しているに等しい。私がいま生きている世界はこんな世界なのだという事を改めて思う。
ただでさえ、イスラエルによる人為的飢餓で人が苦しみ、又病気になり死者もいる中で、支援を止める事は空爆とは違う形の虐殺に他ならない。
国連職員を100人以上殺しているイスラエルへの徴罰は何故いまだないのか。
世界のダブルスタンダードにウンザリだ。
UNRWAへの拠出を停止した国々
→アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ドイツ・イタリア・オランダ・スイス・フィンランド
そして日本!!!
日本に住むものとして責任を感じる。
⚫︎参考⚫︎
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.bbc.com/japanese/68120850.amp%3Fusqp%3Dmq331AQGsAEggAID
UNRWAの事務局長の言葉(記事より)
☟
ラザリーニ事務局長は声明で、「UNRWAはガザにおける主要な人道支援機関で、200万人以上がただ生き延びるためにUNRWAを必要としている。飢饉(ききん)が迫りくるなか、大勢が空腹を抱えている。UNRWAの避難所には100万人以上が暮らしている」と指摘。
事務局長はさらに、「一部の人間が犯罪行為で疑われているからといって、この機関と一つのコミュニティーの全員を制裁するなど、まったく無責任なことだ。特に、戦時において。この地域全体で大勢が住む場所を失い、政治的危機が起きている最中において」とも述べた。引用終わり。
何としてでも日本政府に抗議の声を届けるべきだ。
毎週金ように、「メールデモ」として首相官邸と外務省意見箱に書き込みをしているが、
UNRWAへの拠出を停止を日本が再開するまで毎日、抗議の声を送るつもりだ。
皆さんも短くてもいいから、是非、自分のできる事を、ひとつお願いします。
自分の日常は変わりなく流れていき、それがとても私は何とも言えない気持ちになるのだけど、自分の1日の中で、何か1つ、自分の出来る事をできれば行動しましょう。
本当に早く終わって欲しいけど、私たちが終わらせないといけない。
日本に住むものとして責任をもちたい。こんな日本政府の行動や、伊藤忠商事のことも本当に
申し訳なく思う。
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