狂気山脈を3部隊終えて
マーダーミステリー「狂気山脈」3部作+2.5の計4作品。
https://booth.pm/ja/items/1980320
https://booth.pm/ja/items/2276640
https://booth.pm/ja/items/2877835
https://booth.pm/ja/items/5072172
こちらを3部隊分、計12回GMさせていただきました。いや〜無事に終わったねえ!
ということで、身内向けに自分語りをしたくなって初めてnoteなるものを書いてみています。
ネタバレを多く含みますので、通過済みの方のみスクロールしてご覧ください。
■はじめに
・GMをやろうとしたきっかけ
狂気山脈との出会いは、応援している格ゲーマーさんがプレイするとのことで、その配信を観に行ったのが始まりだった。面白いギミック、白熱する議論、意外な結末、なんて面白いんだ! でも私はもう出来ない! なら他の人に勧めたい! とすぐになり、機会を伺うこととなった。なので、自分では狂気山脈のプレイは一度もやらずにGMになってしまったというやつである。
準備しつつ、メンバーを集めねばと思っていたところで、フォロワーのわじゅろさんがボードゲーム類がお好きと知りお友達を紹介してもらう。人生初のマダミスGMが現実味を帯びてきた。
・準備で大変だったこと
BGMはおすすめの無償のものが用意されているし、カードの間違いなどがなければ盤面も問題なさそう。問題は「説明文始め、GMとして伝えねばいけないこと」を簡略に、わかりやすくまとめることだった。そのために狂気山脈の配信をいくつも見て、GMの話している内容を文字に起こしていくという準備を進める。
最初に参考にさせていただいた「なない」さんのGMが軽やかで好きなので、それを目指していくことにする。是非なないさんと格ゲーマーのマダミス、機会があったら観てみてくださいませ。
■各シナリオの感想
・陰謀の分水嶺
最初の登山。凶器やアリバイに関わるカードの間違いがないようにすることと、後半の黒幕移動先の選択、この辺りが一番気を遣った所だった。あとは意外とスムーズに行けた、気がする。
・星ふる天辺
ホワイトアウトから世界が急変する第二作、後半戦の各隊員の狂ったRPが楽しい。しかし人類勝利しやすいシナリオになってるのかなー? 毎回薄明石がくちゃくちゃになってしまうので可哀想である。
・薄明三角点
場面切り替えが鬼のように難しい、第三作。場面操作を必ずと言って良いほどここで失敗してるんだよなあ…一番苦手、だけど一番クリアしてほしいとGMが願うことになる作品。その結末は毎回意外で、最高の景色でした。
・頂上戦争
これを作ったやつは出てこい! と言いたくなる、最終局面での突き落とされ感。100%アドリブまみれの中、やるしかない、という気持ちでなんとかこれまでの隊は丸く?納めてきたけど、この後の部隊はどうなるのかな…。
ちなみにこの作品だけBGMは私のチョイスです。フリー音源の中からボスっぽいものをいろいろ探すのは大変だったけど楽しかった。よければ是非聞いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=nTe_3f8EGTQ
https://www.youtube.com/watch?v=XNcWUAgqKdQ
https://www.youtube.com/watch?v=SDtBYdXYgYc
https://www.youtube.com/watch?v=loMHWEiCmW4
あと、これは蛇足なんだけど。この頂上戦争、最初に話題に出たなないさんへの追悼の意味で作られたものだったりします。無貌の神に夢の世界に連れて行かれたなないさん、でもまたきっと向こうで会えるよね。というメッセージが込められているそう。ありがとう、なないさん。あなたのおかげで私はたくさんのものを得ることができました。
ともあれ、この4作品をこなしたのはGMの経験値としてとても大きかった。その後のアンノウンGMにも影響を与えていると思う。
■各班の印象的なこと
みなさんとは、狂気山脈プレイ前に事前に顔合わせとして「コードネームオンライン」をやらせていただいてました。
そこで人となりを自分なりに把握して、最初の登山はその人に合いそうな職業を選択したつもりです。犯人決めは比較的ランダムで。
今回は各班の思い出に残っていることなどを。
・1班
陰謀の分水嶺の前半戦、録画を失敗してしまったのを今でも悔いてます(涙目
初めての配信、初めてのGMということで完全にテンパってました。早くスタートしないと、という焦りから配信なしでスタートしてしまったのが最大の失敗。マダミスがこんなに大きなムーブになると思ってなかった〜!
3つの部隊のうち、一番レスポンスが早くて始まると激論を繰り広げていた1班。このメンバーが最初でよかったなあと感じています。初GMの緊張を解いてもらえて本当に感謝です。
星ふる天辺のわじゅろ巻きも面白かったし、薄明三角点でFMYKさんを教授にした理由、「前半戦でスキルを使ってくれそうだから」が刺さった時はめちゃくちゃ興奮した。
その代わり今でもFMYKさんからはその時の話をされています。笑
2.5の黒幕は、今まで本当にお世話になったわじゅろさんにと決めていた。わじゅろさんがいなかったらここまでの回数GMとして遊べなかったし。結果、結末も最高だった。内容は是非1班の2.5をご覧ください。
・2班
そんちょさんとよさんが星ふる天辺から合同になり、ひうらさんが加わった6名の隊員。ひうらさんには負担をかけてしまったけど、すぐにルールを把握して楽しんでもらえていたようで良かった。
実は最初の頃は、フマウさんと無造作さんの区別が付かなかったのは内緒の話。
陰謀の分水嶺ではいきなりあややさんが下山して面白かったし、星ふる天辺でも二人が下山(失敗)するなど下山エンドが多かった印象。
薄明三角点では1班同様、スキルを使ってくれそうという読みで教授を無造作さんにしたけど今回はハズレ。代わりにまた意外な結末になってくれました。こちらも是非チェックしてみてください。
頂上戦争はある意味全員生還な感じでよかったのではないでしょうか。仲間思いのチームだからこそのED、楽しませてもらいました。
・3班
盛り上げ役のきゃにーさん、考察の深いさきはるさん、ノリのいいショウタさん、冷静なでんでんさん、場の和ませ役のりっとんさん。とても仲睦まじくて個性的な3班のメンバー。
陰謀の分水嶺で上手いこと狂気の洞察を隠し通したのがすごかったし、薄明三角点では本当にクリアまであともう少しだったんだよな〜! 毎回「そう来たか〜!」とGM判断しがいのある質問や提案が来て、唸っていたことを思い出します。ちなみに星ふる天辺の配役はきゃにーさんに「縛って」と言ってほしくて調査員にしました。満足です。くちゃくちゃになった薄明石は可哀想だったけど。
薄明三角点では推理の鋭いさきはるさんに最後のクイズの回答をしてほしくて、教授になってもらいました。結果は是非配信をご覧ください。
頂上戦争でも仲良しであるがゆえにみんなで解決策を探していたのが印象的でした。また3班のみんなでマダミスやりたいなあ。
■最後に
・サブGM
いつも一人でGMをやるのが不安で、サブGMとして見守りを担当してくれているじゃらさん。私がプレイ当日に近くなると、毎日のように見る狂気山脈の動画にも付き合ってくれてありがとう。これからもよろしく。
・GMをやってみて意識してること
私は第一に「聞き取りやすさ」「わかりやすさ」「声のクセを消す」という基本的な部分のスキルを安定させることに注力している。
例えばの話だけど、聞くに耐えないリップノイズや盛り上がらない声のトーン、聞き取りにくい発話などがあって「このGMの話は聞くだけで不快」という感覚になってしまっては本当に勿体無いからである。なので、基本だからこそ口のストレッチなどをして準備して臨むようにしている。
けれど、機械的にならないように。人間がGMなので、鋭い質問や意外な展開にも柔軟に対応してPLの「楽しかった」を引き出したい。その一心でGMをやっている。その気持ちは「おもてなし」に近いのかも。
実はこれ、格ゲーの実況を生業としていたなないさんの影響なんだよね。なないさんはずっと「記憶に残らない、邪魔にならない実況」のようなものを目指していたみたいだから。GMに名言は必要なく、環境音の一つでありたい。私の目標の一つかな。
こんな感じで、狂気山脈のGMへの挑戦は本当にたくさんのものを私にもたらしてくれました。たくさんの友達、楽しい時間、自分への自信や向上心。みんな本当にお付き合いしてくれて、遊んでくれてありがとう。
また機会があれば、次のマダミスで会いましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?