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対人関係に悩む人に読んでほしい一冊

こんにちは。今日は、以前に引き続き名著『嫌われる勇気』について、第2弾を書いていこうと思います。ちなみに第一弾はこちら↓
もしよければ読んでみてください!

今日取り上げるのは、私の長年の課題であった「承認欲求」についてです!そして、この本のタイトルが意味する核心の部分に迫っていこうと思います...!(笑)

承認欲求という縛りから解放されよう

承認欲求って、多かれ少なかれ誰しもが持っている、人間の本能だと思います。でも実は承認欲求はその人の人生を不自由にするものだそうです。

なぜかと言うと、他人から承認され、褒められようとする生き方は、最終的に他人の期待を満たすために生きていることになるからです。

「まさか自分に限って」と私自身思っていたのですが、この本のこの言葉に、ハッと思い当たる節がありました。

「承認されることを願うあまり、他者が抱いた『こんな人であってほしい』という期待をなぞって生きていくことになる。つまり、本当の自分を捨てて、他者の人生を生きることになる」

実は小学生の頃、周りの友達や大人から「優等生」と言われることが多く、それがとても苦しかったのを覚えています。「そう言われるから、変な行動はできない。ちゃんとしなきゃ」「勉強もできる自分でいないと」と、周りの期待に応えるように生きていたことを思い出しました。

それからずっと、その集団において「あるべき自分のキャラ」やポジションを見つけて、そこに適応することがいいことだと思っていました。でもその結果、どれが本当の自分かわからないという「自分迷子」になっていて、それにここ数年悩んでいました。そしてここにきてやっと自覚したんです、

他人の人生を生きていたんだなと。

そうやって、周りの期待に応えようと周囲の評価を気にし続ける人生は、幸福なのでしょうか。そうじゃないのは明白でした。

でもいきなり自分の人生を生きろって言われても、どうしていいかわからないものです。

そのために大事な考え方が、アドラー心理学の有名な概念の一つ、
「課題の分離」なのです。これがわかるとかなりスッキリします。

課題の分離とは?

ズバリ、課題の分離とは、

「自分の課題と他者の課題を分ける」

という考え方です。

この本で挙げられている例で説明すると、
勉強しない子供がいて、それに親が怒っている時、「勉強しないこと」は子供の問題であって、親の問題ではありません。親が勉強するわけにはいかないので。

...これ結構衝撃的ですよね。子供に勉強させることは自分の問題だと思ってしまう親御さんも多いんじゃないかなと思います。

ですが、何か問題が起きた時に「これは誰の課題なのか?」という視点で、自分の課題と他人の課題を分離することはとても大事です。

これによってどんな効果があるかと言うと、
圧倒的に対人関係が楽になります。

他人の課題は、自分がどうにかできることではない、と割り切る。
すごく合理的ですよね。

自分の会社の社長が、「変わらないことを嘆いても意味がない。自分にできることをするだけだ」という話をしていたのを思い出しました。

ということでまとめると、

課題を分離する:
「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知ろう

本当の自由とは?

ということで、承認欲求に縛られる生き方は不自由である、ということを先ほど紹介しましたが、なぜそこまでして他人の顔色を伺って、不自由な道を選ぶのでしょうか。

ここも、ズバッと刺されました。

要するにそれは、「誰からも嫌われたくないから」なのです。

もちろん、できることなら人から嫌われたくはないと言うのは本能です。でも、周りのあらゆる人の期待を満たし、全ての人に忠誠を尽くすことは不可能です。

つまり、誰からも嫌われないように生きるということは、少なからず自分や他者に嘘をついていることになるんだなと、納得しました。

いいことをしているつもりでしたが、それは実際に自分の信用を下げているだけ。

じゃあ、「ほんとうのわたし」でいるためにはどうしたらいいか。

.......まさに、

「嫌われる勇気」を持つ必要があるんです。

タイトルきたーーーーー!!

って感じでここを読んだ時は震えました(笑)

全ての人から好かれようとして不自由に生きることから解放されるためには、「他人から嫌われる」と言う「コスト」を払って自由を行使するのだ、という考え方は、本当に画期的でしたが、納得できます。

本当の意味で自由に生きている人というのは、少なからず誰かから嫌われることもあるということですね。

確かに、自分の考えをはっきりと表明している人の周りには、それを支持する人もいればアンチもいますよね。それはその人が、嫌われるリスクを負いながらも「自由」を選択しているからこそだと思います。

そして先ほどの課題の分離と繋げると、他人が自分のことを嫌うかどうかは、「他人の課題」であって、「自分の課題」ではない。

このことがわかった時、私はかなり心が軽くなりました。
そしてまず始めたことは、Twitterにバンバン呟き始めました(笑)

そう、自分の言動で他人にどう思われるかとか、そんなことを気にしても意味がないし、嫌われるかどうかは他人の課題だから。

とはいえ、本当に嫌われないように生きてきた人間なので、
まだ結構迷っています。

課題の分離は対人関係のスタートにすぎないので、また次回、そこから進むために大事な考え方をぜひ紹介したいなと思います。

ところで、こんなに熱量を入れて書いていますが、こんなに書いたら読む必要なくなっちゃうんじゃないの?と思う方もいるかもしれません(笑)

ですが、そんな心配はいらないです。いくら要点を解説した動画や文章を読んでも、一冊通して読むのとは理解度も内容の濃さも違います。

衝撃を受けるポイントは人それぞれだと思うので、ぜひ手にとって読んで欲しいなと思います。

ではまた!

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