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最後のゼミ旅行を振り返る【菅平高原】

大学生活最後のゼミ旅行。これを書いている日は、学生生活最後の授業の前日。大学生活最後のゼミの前日でもある。撮影したデータをプリントして課題提出もあるから、振り返るのにはもってこいというわけだ。

今回の課題のテーマは「旅の記録」。同期のゼミの子たちは、大体目的地についてから撮影を始める。けど、僕はカメラがあることで外界を生きることができるという前提があるために、出発から到着までシャッターを切り続けている。撮らない時は、ずっとピントやらフォーカスやらのダイアルを回し続けている。使っているMFレンズの塗装の剥げが、何かをしないと気が済まない僕の不器用さを表していると言っても過言ではない。


1/17[1日目]
まず、移動中の写真から

9:00出発
大阪駅のエスカレーター
行きの切符
新大阪駅。まあ旅行客いっぱいよね。
新大阪→名古屋
名古屋着
きしめん注文
きしめん完成
きしめん完食
特急しなのを待つ
特急しなのが来た
(1日目で撮った写真で一番好き)
揺れがとんでもなく、少し立ち休憩
ちょっと前を覗きたくなった。
a7iv / ROKKOR 40mm
山越えが終わったくらい
篠ノ井駅で乗り換え
かぼちゃみたいな電車と先生
田舎って感じ
空気もうまいから、解釈一致
手に注意?まるめれば無敵ってコト
バスを経由して高原に到着
16:30くらい
「いい光だね〜」By 先生
みんなと先生
絶対進めない
夕焼け。1日目終了。

この日は、大阪の市街地から長野の山奥まで7時間ほどかかった。景色が移り変わる様子は好きで車窓をずっと眺めていた気がする。菅平に到着するまでは、長野の市街地(電車とバスの乗換駅周辺)にいたのだが、全く雪が来ていなかった。それまでは、6時間かけてゆっくり変化を楽しめていたのに、山を登った30分の間で急にコントラストが大きくなって、驚きを隠せなかった。目的地の近くのお土産屋さんを通り過ぎる時、車窓から見えた『最低気温-28.5°C観測!!!』に背筋が凍りながらも、1日目を終えることとなった。

当然、部屋も寒い。床から冷える。
「だったら床で寝なければいいじゃないか」と
ドラえもんになる決意をした。

1/18[2日目]

朝6時。薄明の撮影。
タイマーをセットして自撮り✌️
白銀の世界に黒子が一人
車も寒い。
歩いて10分の距離ですら寒さのあまり遠く感じる
文明の力最高
バリ天気いい
中学生がスキーをしに来ていた
ガスを替えるのも一苦労
かわいい
賑わっている場所を離れて昼ごはん
ポークカレー980円
🐾
フレーミングが甘い気がする
異質な標識
雪のうえだとこんなに癖が出るのか
さっきの中学生が帰って行ったらしい
冬なのに温もりてぃを感じた
バリ天気いい
おじさんがスキーをしに来ていた
こういう盆栽があったら絶対に家に置きたい
「自然の置き土産」
みたいなタイトルを付けれる写真が撮れません
滝と先生
宿泊所から滝まで歩いて30分
実は三脚を忘れて二往復もしている
この景色を見て「マジで異世界」って呟いたら、先生が振り返った
そういえば、先生は異世界転生ものが好きだったな
つらら収穫→培養(イマココ)
夜は22:00から星空撮影
後輩に三脚を貸して1時間でようやく俺の番
雪の上に直置きでも意外と行ける
みんな帰ったから広大なフィールドを独り占め
長秒で撮る都合上、構図をパクられがちだけど
その心配もなくて「一番うまく撮ってやる」の気持ち
23:50
ギリ日を跨がずに2日目終了

この日が一番長く起きていた。久しぶりに5時起きからの明日ギリギリ就寝なんてことをした。「若いからって体に無理しちゃいけないぞ」とスペースで言われたばかりなので自重していたけど、こんな景色を目の前にされて「はいはいおやすみ」とはならなかった。
また、前日に決心したドラえもんのおかげで体はポカポカになった。押入れで寝ている俺を笑ったやつの顔は朝から青かった。


1/19[最終日]

寝坊した
宿を出る準備
そういえば「雄大くんがこういうの撮ってたな」と撮ってみる
人の写真を見ていてよかったと思えた
後輩と先生
12:00のバスへ
みんなのあしあと
犬?のあしあと
バスが来るまで待機
バスまで地ビールで乾杯🍻
そして、ズミクロン35mmを拝借
バスで山を降りた
電車に乗る前にズマロン28mmを拝借
外すのむずそう(結構むずかった)
「行きに対して帰りは短く感じる」というテンプレの対抗手段が
今のところ「写真」しか見つかっていない
長野のJRは関東のイス
厳密にいうと「しなの鉄道?」らしい
ROKKORに変えた
やっぱこの画角がいい
田舎のトンネルを潜ってる時
世界が切り替わってる感じがする
乗換駅に到着
帰りもしなの
やっぱり俺はROKKOR40mm
みんなの荷物
帰りの切符

初日と同様に最終日も丸一日移動時間に費やした。どっか行くと毎回「もうちょっとこう撮っとけばよかったかな」なんていうのを感じながら帰るのに、今回はなんかその感覚がなかった。その時はまともに考えられるほど体力が残っていなかったので「雪パワーすげえ」で片付けた。ただ、僕の過ごす日常のあしあとを十分残せた気がしたから、悔いなんて存在しなかった。場所とか時間とか関係なく、またどこかにしるしをつけに行くべくこれからも日本を回り続けたいと思う。2年間の短い間でこの考えを持つことができて本当に良かったと思う。

これで明日学生生活に幕を落とされることに不安がなくなった気がした。

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