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シャッターを押したら、撮影データが瞬時にクラウドに!ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』

広報のHOです。
年明け早々に発表したポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』が、いよいよ発売になりました!

商品名以上に、「ソニーの、通信がすっごく強いやつ」として覚えていただき、大変ご好評いただいているこのトランスミッター。
(小ネタ:型名の頭文字PDTは、Portable Data Transmitterの略です。)

5G通信性能の高さはもちろんですが、このトランスミッター、撮影現場での負担を経験する、報道写真のワークフローにとことん寄り添っているこだわりがたくさんあるのです!

挿したらカメラがクラウドにつながっている世界観

スポーツの国際大会や報道の現場では、時間にシビアな環境の中で、決定的な写真や映像をいかに世の中に早く配信できるかが求められます。

『PDT-FP1』が目指したのは、撮影している人が意識せずに撮影データが自動でクラウドに上がっている状態。
セットアップも少ないステップで完了するように、ポップアップで出てくるような確認画面やアラートなども最小限に減らしました。

PDT-FP1は事前にアップロード先のサーバー情報を登録しておけば、次回からはカメラと本機をケーブルでつなぐだけで、すぐにカメラとクラウドがつながります。現場でのセットアップの時間が減り、撮影に集中する時間を増やすことができます。

撮影した瞬間から、データがクラウドにアップロードされていく様子を見てみましょう!!

↑↑カメラでシャッターを切った瞬間から、右のトランスミッターにデータがどんどん転送されて、更に右上に表示のある通り、FTPサーバーにさらにデータが伝送されているのが分かります。

撮影現場から瞬時にデータをクラウドにアップロードし、離れたところにいる編集者やディレクターに画を共有することもできるので、リモート環境で撮影~編集~配信を共同で行うことができます。

伝送しながら通信状況も確認できる、「ネットワークビジュアライザー」

大型のライブイベントやスタジアムに行くと、多くの人が一斉にスマートフォンで通信を行っているため、思うようにインターネットにアクセスできないことはよくありますよね。スポーツ中継や報道の現場でも同様の課題があります。

そこで、もう一つの注目ポイントは、電波状況を可視化する専用のアプリケーション「Network Visualizer」

撮影現場のネットワーク状況を事前に確認することはもちろん、スタジアムなどで、観客が会場に入り、周りの通信量が増加しても、通信状況の変化がないかを撮影しながらリアルタイムに確認することもできます。

↑↑ 撮影データを伝送しながら、「Network Visualizer」をピクチャーinピクチャーで表示し、通信状況も確認できます。

リモート制作から、ライブ配信、データのバックアップまで、広がる使い方

「業務機器や報道向けと聞くと、ちょっと自分には関係ないな~」と思う方もいるかもしれませんが、PDT-FP1は屋外からのライブ配信撮影データのバックアップなどでも活躍します!

特にライブ配信。映像を配信しているとネックになるのが、熱による通信ダウンですが、PDT-FP1は、強力な冷却ファン充電用のUSBポートを備えています。

効率的に内部の熱を放散する「ダクト構造」と撮影でも気にならないファンの「静音優先モード」

お持ちのカメラ専用機と本機を組み合わせるだけで、一眼カメラの映像クオリティでライブ配信ができちゃうのです。

今年も様々なスポーツ競技の大会がありますが、中継現場の裏側ではこの『PDT-FP1』が大いに活躍しているかもしれません!5Gを活用したソニーの取り組みにこれからもぜひご注目ください。

広報部HO:スピードが命!