「リビングデコ」人々の心情や行動に寄り添い、空間を演出するテレビをめざして
ソニー広報部のSTです。
今回は、まだあまり知られていない、ソニーのテレビ ブラビアに搭載しているアプリ「Living Decor - リビングデコ - 」を紹介します。
「リビングデコ」とは
「リビングデコ」は、映像と音楽を再生し、テレビを写真立てや時計として、またインテリアの一部として使うことができる機能です。2021年発売モデルからブラビアの全機種に搭載しているものの、カタログやWEBページでの紹介がほとんどなく、実は、広報担当の私自身もつい最近までこの機能にまったく注目できていませんでした💦。
知らないままではあまりにもったいない、“生活空間を彩る”テレビの新しい使い方を紹介します。
リビングデコの主な機能
1. 映像と音楽の再生
2. 日時、時計、天気情報の表示
3. 画音や表示のカスタマイズ
4. タイマーアプリと連動できる自動起動/アラーム機能
開発のきっかけは、”リビングの一等地"でのテレビの佇まい
「テレビは、”リビングの一等地"に置かれることが多いですが、放送番組やネット動画などを見ない電源オフ時には、”黒い板”として存在しているのが当たり前でした。見ていない時のテレビの”佇まい”や活用方法を検討したいと提案したのがきっかけで開発をスタートさせたのがリビングデコです。」
そう説明してくれたのは、非視聴時や子供が使いすぎないようにする際の機能のアプリケーション設計を担当する松尾さんです。
コンセプトは<心情に寄り添う><行動に寄り添う>テレビ
松尾さん ━ 「リビングデコの設計コンセプトは、<心情に寄り添う><行動に寄り添う>テレビです。音楽を聴くときのように、自分の好みに合った映像と音楽を再生することで空間を演出して、気分を上げることを支援したり、何かの作業をするときや眠るときなど、今までテレビを使っていなかった時間にテレビを通してその行動を支援したりすることをめざしました。」
『α CLOCK』『My story with aibo』『SACRA BEATS』や、『STAR SPHERE』プロジェクトとのコラボレーションも!
松尾さん ━ 「ブラビアが持つ高精細な映像表示や豊かな色再現といった高画質性能を余すところなく表現できるように、また、さまざまな気分や好み、シチュエーションに合わせて映像を楽しんで選んでいただけるように、映像の画質とそのバリエーションにはこだわっています。
<Sky View><Sensorial Gateway>といった色相が違う5種類の風景映像を用意しているほか、映像作家の貫井勇志氏が世界各地の世界遺産を定点撮影した『α CLOCK』、aiboとコラボレーションした『My story with aibo』、ソニー・ミュージックレーベルスが24時間365日、チルアウトミュージックを全世界にライブ配信しているYouTubeチャンネル『SACRA BEATS』ともコラボレーションするなど、ソニーグループを横断して連携したコンテンツをご用意しています。」
さらに、「SPACE NOMAD #001」「SPACE NOMAD #002」では、宇宙の映像とアニメーションとのコラボ映像を、「Space Scenery #001」「Space Scenery#002」では、宇宙の映像を映し出します。ソニーが東京大学と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)とともに推進する「STAR SPHERE」プロジェクトによる超小型人工衛星『EYE』からの映像の活用も検討しているとのことで、将来、リビングデコを通して宇宙からの映像をブラビアで楽しむことができるかもしれません。
ソニーコンピュータサイエンス研究所が生み出した最新のアート映像と音楽で空間を演出。進化した第二弾も公開中!
松尾さん ━ 「さらに、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)のアレクシー・アンドレ研究員が生み出すジェネレーティブアートというコンピュータで自動生成したグラフィックスもご用意しています。リビングデコを起動中、リアルタイムに生成されるアート映像とあわせて、同じくソニーCSLの音楽チームが開発したAIアシスト楽曲制作ツール「Flow Machines」で生成された音楽をあわせて再生します。このコンテンツがみられるのは、今のところブラビアに搭載したリビングデコだけです。音と映像のアート作品をリビングの一等地に置かれたブラビアに映し出すことで、自宅で過ごす時間を豊かに演出できればと考えました。今月からは新たに、再生する時間帯によって生成される映像や流れる音楽が自動で変わる第二弾も公開し、コンテンツを進化させています。」
日付や時計、天気も表示可能
リビングデコ起動中には、テレビ画面上に日付と時間、そして日本国内の天気と気温を表示できる機能も搭載しています。テレビ本体にプリインされているタイマーアプリと連動させて、表示させたい映像と音楽をタイマーで起動させることもできます。実際にリビングデコをご利用いただいているユーザーの方からは、「テレビ画面を時計としても利用できて便利!」といった声を多くいただいているそうです。
開発チームは5人。全員でワイワイ考えて作り上げ、今後も進化させていくのが楽しみ
リビングデコの開発は、ソフトウェアエンジニア5人がチームとなり、全員でアイデアを出しあい、リビングデコとはどうあるべきか、どう進んでいったらよいか、どう使ってもらいたいかなどを全員で考えて、それを実現するのに必要な技術を検討して作り上げているそうです。「チームで1つの機能を作って、それを進化させていけるのが楽しい。学生時代にはなかった喜びがある。」「一人では出ない案が皆で考えると出てきたり、そのワイワイが楽しい。」など、口々にリビングデコを開発する楽しさを語ってくれました。
松尾さん ━ 「ソニーグループを横断して様々なチームと連携することで、ブラビアという高画質・大画面ディスプレイに映し出すのにふさわしい、バラエティ豊かなコンテンツをご用意できました。今後も増やしていく工夫を続けますので、多くの方々にリビングデコを使ってもらい、テレビを通して自宅で過ごす時間を豊かにしてもらえたら嬉しいです。」
リビングデコ、いかがでしたでしょうか?
今後も継続的に、映像・音楽などのコンテンツや、作業や睡眠など“行動に寄り添う”コンテンツの充実を図っていくとのことなので、テレビの購入を検討されている方はぜひ、リビングデコにもぜひご注目ください!