W(ワット)Do you Know??
こんにちは。
最近、エネルギーについて無知なことを痛感している城戸です。
エネルギー商社にいながら油しか売ってなかった…と後悔しております。
(油だけに!)
ということで、
今日は分かっているようでわかっていない
電気の「単位」についてのお勉強です。
W!
「…www」
社長の井筒は「w」を良く使います。(笑)
今回説明するのはもちろん、w(笑)じゃない方のWのことについてですw
冒頭の写真の方
誰かわかりましたか?
ジェームズ・ワット (James Watt)
スコットランドの発明家で、蒸気機関の父と言われている人物です。
(かなり悩んでいそうですねw)
彼の名前をとってW(ワット)と呼ばれるようになりました。
では、ワットとは何なのか?
上記のサイトによると、Wの定義には2つあるそうです。
定義1:1s間に 1Jの(仕事をするときの)仕事率(J/s)
定義2:1Vの電源から 1Aの電流が流れているときの電力(V・A)
電力だけでなく、「仕事率」という定義もあるんですね。
さらにおもしろいのが、
1W=「心臓の仕事率」なのだそうです。
(難しそうなので、興味のある方は、上記のサイトを参考にしてみてください!)
身近な電気の単位W(ワット)
さて話を戻します。
生活に身近な電気の単位と言えば
①W(ワット)
②kW(キロワット)
➂kWh(キロワット・アワー)
などがあるのではないでしょうか?
ここで注意すべきなのが
①と②は同じ分類ですが➂は違うものを表します。
まず、①と②についてお話しましょう。
WやkWとは?
WやkWは、機械を動かすために必要な電力のことです。
電力とはなんぞや?それは、
電気エネルギーが1秒間にする仕事量のことです。
そして、kWとはなんぞや。
1000W➔1kW(キロワット)
1000kW➔1MW(メガワット)
1000MW➔1GW(ギガワット)
となります。
ずさんな私は見落としがちですが、
kW➔小文字のkと大文字のW
MW➔どちらも大文字
GW➔どちらも大文字
と、kWだけ小文字が入ったりして、改めておもしろい単位だなぁと。。。
kWhとは?
③のkWhとは電気量です。
電力の単位×hをつけることで電力量になります。
Wh、MWh、GWh。
そして、ここのhは小文字です。
電力と電気量の違いは下の単元でお話します。
kWとkWhの違い
上記のお話をまとめると
kW➔電力
kWh➔電気の量
となります。
が、ピンとこないですよね(笑)
私が、kWとkWhの違いが分からなかったとき、
この画像はすごくわかりやすかったです。
この画像で、kWは「水の勢い」で例えられています。
蛇口を大きくひねれば、流れる水の勢いは大きくなり
少ししかひねらなければ、流れる水の勢いは小さくなります。
これを電力に言い換えると
100kWであれば勢い良く流れる水、
10kWではちょろちょろ流れる水ということになります。
また、蛇口を1時間使い続けると、そこにh(hour)が加わります。
500kWの家電を1時間使用した場合は、500kWhとなるわけです.
ただ、家電などは分かりやすい例です。というのも、電力(電気の流れる量)が一定なので、単純に電力×時間で算出できます。
実際、私たちが扱う再エネなどは電力が安定していません。
例えば、太陽光パネル。
お日様が出てる時は沢山発電しますが、
5分後に雲に隠れてしまったら発電される電力は落ちてしまいます。
瞬間瞬間で発電される電力が違うモノの算出の仕方は、
また機会があれば書くということで、
今回はkWとkWhの違いのお話でした。
では!
文責:城戸和美