あわくら温泉って実はすごい!由来と泉質
みなさんこんにちは。sonrakuの半田です!
私たちsonrakuは、岡山県の北東部にある西粟倉村という小さな村で、ゲストハウスを運営したり、薪を割って熱を供給したりしています。
私たちが運営する「あわくら温泉元湯」は、ゲストハウスにはめずらしくその名の通り温泉つきの宿になっています。
「あわくら温泉」とは西粟倉村の影石という地域で沸いている温泉のことなのですが、今日はその温泉の由来や泉質について触れてみたいと思います。
まずは由来から。
西粟倉に入るとよくこんなたぬきの像をみませんか?
あ、そういえばマンホールもたぬき!
たしかに村の中で野生のたぬきをよく見かけるけど、それがシンボルになっているのかーー。
いえ、違います。それがたぬきの像が立っている理由ではありません。
たぬきと温泉について、実はこんな言い伝えが残っているのです。
鎌倉時代、この地の山中に狸が住み着いている狸ケ城という洞窟があった。その狸が狩人に撃たれて数日後に元気な姿で山に帰って行くのを見た村人が川辺を探すと湯が湧き出ていた。それがあわくら温泉のはじまり。
あわくらの地で湧き出る、たぬきの湯。
これが由来とされています。
今では林業やベンチャー企業の村として有名な西粟倉村ですが、昔はあわくら温泉という名泉があるということで有名だったのです。だからたぬきが温泉に入っているモチーフのものがたくさんあるんですねー。
そして、、、、泉質がすごいんです。
あわくら温泉にはラジウムやラドンという成分が多量に含まれていて、ラジウム泉と総称されます。正式には単純弱放射能泉というのだとか。泉質に基づく効能として以下が挙げられています。
一般的適応症 痛風高血圧症 動脈硬化症 慢性皮膚病 慢性婦人病 慢性胆嚢炎 胆石症
簡単にいうと、免疫細胞が活性化するのだとか(データをとっていないので確証はございません)。
この泉質にちなんで、傷ついたたぬきが回復したという言い伝えが残ったのでしょう。
ちなみに、あわくら温泉元湯のとなりには温泉の自動販売機が設置されていて、毎日結構な数のお客様が温泉をくんでいかれます。お客様に訪ねてみると、家のお風呂に浸かったり、飲用として使ったりしているそうです。
飲めるんですねーー。今度心が傷ついた時に飲んでみようかな。。
はてさて、本日はあわくら温泉の由来と泉質について紹介してみました。西粟倉に来た時にふと思い出してくれたら嬉しいです。
ではまた!
文責:半田