二百一話 妄想

愛しの翼さんのお部屋でお世話になっている私…。

喫茶店『天使の扉』というお店で初めてのご奉仕をして疲れ切っている…。

疲れ切った私は翼さんのベッドで居眠りすることにした…。

居眠りから目が覚めたら翼さんがいて、隣の摩耶をお風呂に入れて欲しいと言われた。

摩耶をお風呂に入れ、お風呂から出た後は翼さんが作ってくれた夕食が待っていた…。

夕食はスーパーで特売だったキノコたちで、それをバターソテーしたものだった…。

キノコ料理は私は苦手だったけれど、翼さんが美味しく調理してくれたので食べられた…。

キノコ料理を食べ終えた私たちは、食後のお祈りを済ませ、夕食を終えたのであった…。

夕食後…。翼さんは椅子に深く腰掛けて、くつろいでた…。

摩耶はまたスマホを取り出して、ゲームに興じている…。

摩耶が休憩中にVRグラスつけて、ビクンビクンしてたの思い出してしまった…。

今はVRグラスつけてないけれど…。

私もスマホを見たくなったけれど…。

多分スマホは私のバッグの中だった…。

まぁ、私はゲームといえばツブツブとかしかやったことないけれど…。

あとはSNSのツブヤイターをしてるぐらいかな…?

たまに調子に乗って、お風呂ナウな写真を投稿したりした…。

エロいね!がブワぁぁぁぁぁっといっぱいついたりして楽しかったなぁ…。

垢が凍結されて、またやり直したりしているので、一向にフォロワーは増えていないけれど…。

自撮りもいっぱい載せたっけ…?自撮りに飽き足らず、なんであんな写真を載せたくなるのだろう?

そんなことを考えていたら、翼さんに声をかけられた…。

喫茶店『天使の扉』での私のシフトを、午後からの遅番にしたいとのこと…。

私は別に断る理由もないので、この申し出を受けることにした…。

朝苦手だけれど、起きれたら掃除洗濯ぐらいしようかな…?

翼さんの洋服とか下着を洗濯してあげる…。

考えてみたら、それはすごい幸せなことなのかもしれない…。

翼さんのお洋服とか下着の匂いいっぱい嗅ぎたい…。

そして、綺麗にお洗濯して青空のもと洗濯物干すんだぁ…。

私の洋服とかもその横に干して…。同棲してるって実感できるよね…?

「それじゃ、私はお風呂に入ってくるわね…」

翼さんは食器を片付けながら言った…。

翼さんが全裸でシャワー浴びている姿が、脳内によぎる…。

翼さんのセクシーなナイスボディーに、シャワーのお湯がほとばしっていて…。

翼さんの艶やかな肢体に、お湯の水滴が流れていく…。

そんな妄想してたら、一瞬翼さんと目が合ってしまった…。

恥ずかしい…!?

「ボクも翼姉さんともう一回お風呂に入りたいっす…!」

なんと摩耶はもう一回翼さんとお風呂に入ると言い出した…。

せっかく翼さんのシャワーシーンを妄想していたのに…。

摩耶と一緒にお風呂入ってたのを思い出してしまった…。

というか、もう一回摩耶は翼さんとお風呂入るの!?

私は狼狽えてしまった…。

そうこうしているうちに翼さんは摩耶とお風呂に入ることを了承したらしい…。

「じゃぁ、そういうことだから…。ノアちゃんは自分の家だと思って寛いでてね」

翼さんはそう言って、摩耶をお風呂に連れて行ってしまった…。

私は茫然と二人を見送るしかなかったのである…。

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