三百七十八話 ふにふに

「ごきげんよう」「神のご加護を…」

朝の清冽な空気の中、女子生徒の挨拶がこだまする…。

学校の校門をくぐると、そこは身も心も清らかな乙女の園…。

そう、ここは神田ミカエル女学院…。

中庭の大天使ミカエル像が、通う女子生徒たちを守護している…。

天界の大天使ミカエルは、ここに通う女子生徒たちを見て何を思うか…?

その御心は、まさに神のみぞ知るということなのだろう…。

ここに三年間通えば、お淑やかなお嬢様になって卒業できるという…。

制服は翻さないように、静かに歩き…。

清廉潔白で文部両道、それでいて純粋無垢な心を持った乙女たち…。

この学院には、そういった生徒しか存在しないのです…。

否、今日から新たに校門をくぐった、たった一人の生徒を除いて。


とある春の日…。

そうだ!バイトをしよう!と思い立つ私…。

一緒に住んでいるギャル?の藍さんに…。

洋服一式を買ってもらった私…。

数万円もするお洋服を買ってもらったので…。

どうにかお金を返さないといけないと思った。

藍さんは返さなくてもいいと言ってくれたけれど…。

なんか、私の気が済まないのである…。

あと、一緒に住んでる女悪魔グレモリーにも…。

ちょっと、お金を借りてしまったし…。

バイトをして返そうと思ったのである…。


私は一緒に住んでいる花子さんに聞いてみた。

何か楽に稼げるバイトはないか?と…。

花子さんは半透明な魂のような存在だけれど。

どこかからかスマホを取り出し…。

マダムKという人に私を紹介してくれた。

花子さんは電話の内容を…。

紙に書いてくれた…。

私は数日後、その紙を持って…。

一路、秋葉原に向かったのである…。

紙には私のバイト先の住所…。

すなわち、秋葉原の住所が書いてあったのである。

秋葉原は徒歩で行ける…。

学校の放課後、着替えて私は…。

その住所に向かったのだ…。


私はその住所の建物に向かう…。

その建物は雑居ビルで…。

その3階が私のバイト先のようだ…。

3階までエレベーターで向かう…。

3階に着くと、謎の人物が待っていた。

謎の人物の名前はマダムK…。

真っ赤なチャイナドレスにサングラス。

とっても怪しい格好の女性…。

すごい綺麗な女性なのだけれど…。

胡散臭い女性なのであった。


その女性の紹介で…。

『小悪魔の休憩所』という…。

怪しいお店で働くことになった私…。

そこで、ギャル風?の制服を着て…。

ガラス張りの部屋に入っていく…。

私はその部屋で座って寛ぐ…。

ここで寛いでいればお金がもらえる…。

そんな楽ちんバイトなのであった…。

寛いでいる女の子が数人いて…。

その様子をお客様が見て楽しむ…。

そんなシステムのお店…。

他の女の子はスマホ等を見て寛いでいる。

私もスマホでも見て寛ごうと思ったのだけれど。

着替えた時、自分の私服のポケットに…。

スマホを入れっぱなしにしてしまった…。

なんと言う不覚…。

勝手に取りに戻っていいのだろうか?

そんなことを考えていた…。


と、その時私の腹部に強烈な痛みが走る…!

誰かが私の鳩尾を蹴ってきたのである…。

痛い、痛すぎる…。この強烈な蹴り…。

誰だ、私のお腹に蹴りを放ったのは!?

最初、わざと蹴ってきたのかと思ったのだけれど。

隣で寝ていた子が、寝ぼけて蹴ってきたのである。

バイト中に寝るとは…!?

そもそも、寝てていいのだろうか!?

寝ながら稼げるなんて、うらやましい…。

今度から私もやろうかな?などと…。

などと、考えていると…。

その子はなんと身体を半回転させて…。

私の膝の上に頭を乗せてきた…。

なんと言う寝相の悪さ…。

私はその子の髪が癖っ毛で…。

ゆるふわで触り心地が良さそうなので…。

触ってしまうのである…。


うぅん、気持ちいい〜。

その子が寝言のようなことを言い出す…。

もっとナデナデしてぇーと言うので…。

私はその子の髪をもっとナデナデした。

その子の癖っ毛触るとこっちも気持ちいい…。

思う存分ナデナデしたのである…。

そしたら、その子が着ているセーラー服が。

セーラー服の裾から見えているその子の…。

お腹が気になってしまう私…。

その子お腹も真っ白で透明感ある肌…。

お腹ももっちもちでふわふわな触感なのかな?

そんなことを考えてしまう…。

私は何気ない仕草で…。

その子のお腹を触ってみた…。

ふにふにもちもちふにふにもちもち…。

やっぱり、すっごい柔らかくていい触感…。


おへそのあたりも触ってみよ…。

お腹柔らかくて、指が沈んでしまいそう…。

こんな触感があっていいのでしょうか…?

そんなことを思っていたら…。

その子の身体がまた動いて…。

お腹を触っていた私の手が…。

その子のたわわな胸の下を…。

支えるような形で入り込んでしまった。

ど、ど、どうしよう!?

これじゃ、私変態さんみたいじゃない!? 

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そのさき@小説
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