自己紹介という精神の露出
noteでの投稿を始めるにあたり自己紹介をしようと思う。
「そのだゆうとです。宜しくお願いします。」
これは、私が過去に行ってきた自己紹介だ。
自分の名前を名乗り、その後にお願いしますと言う。いったい誰に何をお願いしているのか、当の本人もよくわかっていないが、お願いしますと言っておく。自己紹介の締めの言葉として便利だから。
自己紹介の際、自分の趣味や好きなものの紹介などを求められることもあるが、映画鑑賞や音楽観賞といったありきたりなことを言うだけで、本当の自分をさらけ出す様な答えを言ったことは無い。
義務的な自己紹介で自分をさらけ出す必要はないと思っている。
過去に行った自己紹介のほとんどは、学校や会社などで義務として行ってきたものだが、このnoteで行う自己紹介は、自主的に行う初めての自己紹介かもしれない。
まずは、自己紹介の目的を明確にしたいと思う。
自己紹介の目的は、自己紹介を行う場所や組織、シチュエーションなどによって異なってくる。基本的には「自分のことを知ってもらう」というのが前提だが、何故知ってもらう必要があるのかをわかっていないと、自己紹介の内容を決められない。
このnoteで行う自己紹介の目的は、「今後チヤホヤされたい」それだけである。
「今後チヤホヤされたい」という目的に辿り着いた経緯を説明したいと思う。そもそも、私はチヤホヤされたいのだ。私にとってのチヤホヤとは有名になりたいとか、承認欲求が満たされたいとか、お金が欲しいとか、そういうことではない。チヤホヤとはそれ以上でもそれ以下でもなくチヤホヤなのだ。チヤホヤという語感から伝わる何となくのイメージそのまま。チヤホヤとは何か、考えるのではなく感じてほしい。
この自己紹介の「今後チヤホヤされたい」という目的のポイントは、「今後」という点にある。この自己紹介そのものにチヤホヤされる要素はないが(感じ方によってはあるのかもしれない)、自己紹介をきっかけに、私に興味を持ってくれる人が現れたのなら、それだけで十分だ。
私に興味を持ってくれた人が私を好き(Like)になり、その人が私を誰かに紹介し、私を好きになる。このチヤホヤへの連鎖の始まりがこの自己紹介というわけだ。
前置きが少し長くなってしまったが、私に興味を持ってもらうため、私の趣味や好きなものなど、いろいろと紹介しよう。
まずは、世間一般から見た私の印象だ。
23歳、男性、身長169cm、体重58㎏、高卒、会社員、顔はそこそこ(友達が言ってた)、と言ったとこだろう。
次に、知り合い程度の人から見た私の印象を紹介する。
真面目、優しい、スポーツできる、頭はそこそこ、と客観的に自分を見たときの印象を正直に書くとこんな感じだと思う。
最後に家族や近しい友人、彼女などから見た私の印象を紹介する。今から紹介するものは、実際に言われた言葉を基にしたものである。
優しい、面白い、かわいい(彼女曰く私はかわいい)、変わっている、柔軟、しっかり者、と自分で言うのも恥ずかしい内容もあるが、否定するような内容はない。余談だが、元気があるのに謎の心配をされたりもする。
「そのだゆうと」という人間のイメージは掴んでいただけただろうか。
掴めていないという人に向けて端的にまとめると「チヤホヤされたい中の上」それが私だ。
ここからは、家族や彼女、友達などの交友関係を除いた、私の好きなものについて紹介したい。
アニメ、ラジオ、お笑い、友達のパン屋、文章。他にもいろいろあるが主なものはこれくらいだ。好きなものについて細かく語ると長くなってしまうが、自己紹介なので簡単にどんなアニメやラジオが好きかくらいは紹介しておく。
アニメについては、好きなものを3つ紹介する。「カウボーイビバップ」、「PSYCHO-PASS」、「BANANA FISH」の3つだ。私の好みは伝わっただろうか。
次にラジオだが、ラジオについては基本、お笑い芸人さんのラジオしか聞いていない。笑えるラジオが好きなのだ。
お笑いについては、漫才やコントはもちろん、バラエティ番組やYoutubeなど、好きなお笑い芸人さんが活躍しているものは、だいたい見ている。お笑いというよりも、お笑い芸人さんが好きだ。
友達のパン屋、これについてはそのパン屋のパンはもちろん、パン屋の友達とパン屋の今後について話したり、考えたりする時間も含めて好きなのだ。建設的な話をしている時間が好きだ。
最後に文章。これは、本や漫画、インターネットの記事など、面白い文章なら何でも好きだ。私が好きな文章の特徴としては、何気ない日常や、世の中の当たり前に対して独自の視点で書かれているものが好きだ。ハライチ岩井さんのエッセイ「僕の人生には事件が起きない」や、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ「のほほんふたり暮らし」、他には、水野しずさんの文章なども好きだ。
ちゃんと自己紹介をしたら、それなりに長くなってしまった。ちょっと疲れた。自分のことを知ってもらおうとするとそれなりに体力を使うのだと改めて感じた。今までやってきた名乗ってお願いするだけの自己紹介が如何に楽だったのか思い知った。だが、それでもあの自己紹介はやりたくない。楽でも無駄ならやりたくない。どうせやるならちゃんとやろう。
今後、自己紹介をする場面があったら名乗ってお願いするだけではなく、毎回ちゃんとやるだろうか。否、シチュエーションによる。
この自己紹介で私に興味を持っていただけたら嬉しい。
そしてチヤホヤしてほしい。