星
私はDJ松永さんが好きだ
元々はラジオリスナーとして彼を知った
シングルマザーの元で育ったこと
父親が借金をするほどのパチンコ好きだったこともラジオで知った
そのエピソードの中で
幼い頃母親から「お父さんパチンコ辞めてって言って」と頼まれたことがあるという話をしていた
うちの父は酒乱だった
お酒を止められず浴びるほど飲んでは大声を出したり、母親に手を挙げたりしていた
私も幼い頃母親から「お父さんにお酒辞めてって言って」と頼まれたことがある
あれを知ってる人なんだと思った
そんな事で父親が変わる訳ないこと
叶わない願いを伝えなきゃいけないこと
なるべく無邪気に子供らしく言うこと
幼いながら分かっていた
頼んだ母は
言われた父は
言った私は
誰も幸せにならなかった
空を見上げたらぽつんと星が光っていて
特別じゃないその星が
その時はなんだか自分をいつも見ててくれる、支えてくれる、応援してくれてるような気がした日があったように
松永さんのそのエピソードがなんだか私を支えてくれた
あの日の私を応援してくれてるような気がした
そして私もあの日の松永さんを応援してる気持ちになった
私達は大人になった
大人になったね
頑張ろうね
影ながら応援しています