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初配信ライブを終えて
先日、自分にとって初めての試みでしたが、自宅のリビングからひとりホームコンサートを生配信しました。
演奏する曲も特に決めず、皆さんのコメントと遊びながらという緩い1時間でしたが、なんと終わってみれば3063人という、想像以上の方に観ていただけました。
緩い、と書きましたが、それでもこの企画をやってみた動機ははっきりとしていました。
一つは、僕自身の仕事がキャンセルの嵐で、時間も余ってやる気も余って、もうだめだ爆発寸前!皆さん寄ってらっしゃい観てらっしゃい聴いてらっしゃい!!と思ったこと。もう一つは、それによって自粛疲れの皆さんに、少しでも喜んでもらいたかったこと。こんなご時世だから皆さんに喜んでいただいて、その結果僕も笑顔になりたかった。つまりこれも結局自分本意な動機なのです。ふふふ。
でも結果として先日の生配信が皆さんのお役に立てたならとても嬉しいですし、実際に元気をもらった、エネルギーをもらったというコメントもたくさん頂いて、そのお陰で自分の仕事も悪いもんじゃないな、と思うことができました。
音楽家はーー特にコンサートを主な仕事としている方々はーー本当にいま苦しい状況です。音楽を届けて皆さんの心に触れて(触れ合って)、その対価としてお金を頂く、というプロセスの最初…「舞台に上がる」というところにさえ辿り着けないのです。
僕はポップス界にもクラシック界にも大好きな先輩の、後輩の、同い年のミュージシャンがいます。そして彼ら(彼女ら)は、人間的にも本当に素敵な人々なのです(たまに不思議な人はいますが)。
たくさんのミュージシャンと連絡を取り合いました。皆一様に、ひどい状況になってしまった、と話しています。勿論生活に困っているミュージシャンもいるでしょうし、それでなくとも、皆さんの拍手から、スポットライトからライブハウスやホールやアリーナの空気から強制的に切り離されることが、ミュージシャンにとってどれほど辛いことか、ご想像いただけるかと思います。
ぜひコロナ騒動が収束したら、皆さんの好きなミュージシャンのコンサートに足を運んでください。あなたがバーのマスターでこの騒ぎで休業に追い込まれたとして、その後のお店の再開日に自分の好きなお客さんがわっと駆けつけてくれたような…そんな気持ちにミュージシャンもなるはずです。
どうか、心を合わせて(僕は本番前によく「心を合わせて演奏しよう」と言います)、コロナから身を守りましょう。
図らずも真面目な文章になってしまいましたが、言いたかったことを忘れていました!またきっと生配信をやります(楽しかったんです、ほんとに)。その時はまたぜひ遊びに来てください。そして皆さん、お元気でいてください。
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![園田涼](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21090276/profile_c74bfd3d6c29af36abe38901b8f51e4b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)