高崎経済大学からIVS Kyotoに参加して
こんにちは、その先の高崎 創設・前代表の小山です。
今回は、6/28~30 京都にて開催された国内最大級のスタートアップのカンファレンス IVSへ初めて参加した私が、参加した感想や学生が参加するメリデメについて述べさせていただければと思います。
来年以降、IVSに行ってみようかな~っと検討している方は、ぜひ”IVSへ参加するべきか”だけでもご覧いただけますと幸いです。
IVS 2023 Kyoto ホームページ↓↓
IVS参加した背景
そもそもIVSの存在は私が大学2年生のとき、拝見したNoteでした。当時大学1年生でSophia Start-up Club(上智大学公認起業家サークル)の創設者でもある酒井さんが、IVSの運営として携わった経験をつまびらかにつづっていたNoteでは、コロナ下でも圧倒的な盛り上がりをみせるスタートアップイベントであり、それを学生という立場でありながら運営として経験できることに憧れといつか自分も参加してみたいという気持ちになりました。
そんな思いから早2年が経過し、大学生最後くらいは参加したい!行ってみよう!という決意に至りました。
IVSに参加して
今回のIVSは、名古屋でコワーキングスペースを運営するVoltageさんのご縁もあり、なんと参加費5,300円の負担なしで、無料で参加することができたいました。(感謝🙏)
ちなみに、ご縁というとたまたま以下のツイートを拝見して、すかさずDMしてご招待いただ経緯になります。
6/29 (Day1)
私がIVSに参加したのは3日間のうちの2日目6/29からでした。東京から深夜バスで移動し、やや寝不足のまま京都に到着してさっそく会場のみやこめっせに向かいました。
会場について、看板等の装飾や会場内外のいる人の数に圧倒されるも、より一層わくわくした気持ちで入場しました。
入口で受付を済ませていざ入場、会場は想像以上に暗く、まさにフェス同様の歓喜と熱狂にあふれていました。
1階会場マップは下記の通りです。上の写真は赤い丸に囲われたあたりから撮影しています。
1日目にやったこととして
会場散策
リットリンクカードの申請
知り合いに声をかける
HR横町によるセッションを聞く
VoltageさんからTシャツ頂戴する
でした。会場散策に関しては、私のチケットはNEXTパスだったので、入場可能な1、2階で、おもしろそうなブースを発見しては立ち寄ってみたり、セッションに参加してみたりを繰り返し、自由気ままに散策していました。
ほとんど知り合いがいなかったことや一人で参加していたこともあり、なかなか話しかけずらく最初はとにかく散策(彷徨)していました。また、学生も含めて、事業家や投資家、そしてスポンサーをはじめとする企業の方々が大半で、あちこちで名刺が飛び交っている印象でした。
メインイベントが終了し、サイドイベントへ
まず、私が参加したサイドイベントは”TAKE MY BREATH”というZ世代を主なターゲットとする交流会でした。
DJによる演奏のなか、多くのZ世代の皆さんが交流する場で、30人規模の教室を縦長にしたくらいの大きさの部屋に100人以上が押し掛けるというホットなイベントでした。
こちらのイベントでは、徳島からスタンフォード大学を進学したAnna Matsumotoさんや株式会社やるか、やらんか代表のNatsuki Nishiさんなど、同世代で一躍注目される面々が多くいらっしゃいました。
(多くの方と交流させていただきましたが、私の印象に強く残っているのはDJによる演奏でしたw)
次に参加した、サイドイベントは京大起業部部長の山本さんが運営するカタルシスでの起業家サークルの交流会でした。
IU、Sophia Start-up Club、Witなど各起業家サークルに所属する面々があつまり、自身の興味関心や事業についてのお話などで盛り上がっていました。
私も2年ぶりに山本さんやSophia Start-up Club創設者の酒井さん、そして多くの学生や事業家さんとお話することができ刺激になりました。
6/30 (Day2)
IVS参加2日目、今日は過去インターンシップ先でお世話になった社長や上司、同僚と会う約束やCFOキャリアのセミナーへの参加を目的に会場へ向かいました。
ここで昨日、作成依頼をしていたリットリンクのカードの受け取りへ行きます。(名刺をほとんどもっていなくて、困っていたのでめちゃくちゃ助かりました🙏)
YOUTRUSTさんからいただいたアイスコーヒーを片手に、2階、アドバイスステージで開催されていたセミナーに向かいます。
セミナー終了後、ご登壇されていたCFOの皆さんと交流し、今回のメイン目的達成。残り1枚しかなかったその先の高崎も名刺を渡せて満足です。
その後、インターンシップ先の皆さんとも合流。下の写真は都内の某IT企業でバリバリ活躍している上司とのツーショットです。ただ、残念ながら社長とお会いすることができず、それが唯一の心残りでした😢
メインイベントが終了後、本日の再度イベントは学生Web3&Metaverse超会議 in Kyotoに出席しに行きました。
クラスターの加藤さんやRainbowChain雨弓さんの講演を聞いたあと、Web3界隈で起業やインターンをされている社会人や学生の皆さんと交流しました。(皆さんエネルギッシュ!)
以上、私のIVSの2日間でした!
ここまで、IVSに参加した2日間を詳らかに述べさせていただきましたが、以下では、結局のところIVSどうだったのか、参加するべきイベントであったのかについて説明していきます。
IVSへ参加するべきか
”目的がなければ費用対効果は期待できない”
参加するかは個人の判断なので、来年以降のIVSへ参加する際はあくまで私が経験・感じたことは一つの判断材料として参考になれば幸いです。
参加するメリット
多様でレアな人に直接会える
学生は参加費5,300円(または無料)で安い
インターンや就職のチャンスも多い
「多様でレアな人に直接会える」
全国または世界のVCや実業家が集まるカンファレンスであるため、直接相まみえるチャンスでした。実際、今回は、サイバーエージェントの藤田晋さんやGOの三浦さん、XTechの西條さん、EVの金子さんなどなど。
ただし、界隈の有名人は誰もが接触を図りたいと考えるため、名刺交換は長蛇の列になっていました。また、チケットによってはProチケット(NEXTでは入れないB1のルームに入場できるチケット)のブースにいらっしゃる方も多く、NEXTパスしかもっていない私が直接お話することはできませんでした。
「学生は参加費5,300円(または無料)で安い」
NEXTパスは通常料金で53,000円もします。(Proパスは266,000円も、、高っw)ただし、学生であればNEXTパスは5,300円、Proパスは26,600円で入場することができ、通常の1/10の費用で済みます。
また、今回私はVoltageさん経由で参加することで参加費0円で入場することができたので、もし参加しようと考えている方は無料・割引で案内している会社や人を探ることをおすすめします。
「インターンや就職のチャンスも多い」
今回でいうとHR横町や学生向けのセミナー、サイドイベントも多かったので、インターンシップの告知を行う企業やそれらを求める学生さんも少なからずいました。また、T航大さんのように会社に全力で自己PRしている学生さんもいらっしゃり、それぞれ進路における良い出会いをしていた感じです。(このツイートはおもろすぎましたw😂)
参加するデメリット
声をかけずらい
目的がないと奔走するだけで終わる
自己肯定感が下がる
「声をかけずらい」
これが通常の学生にとって、最も大きなデメリットだと思います。そもそもIVSとは投資家と事業家のカンファレンスであり、投資・提携案件、勉強会がメインで行われるイベントでした。近年、スタートアップへの関心が高まり投資家や事業家の枠に学生なども追加されましたが、やはりメインは彼らだと感じました。なぜなら、会場では名刺交換があちこちで行われており、実際、事業や起業しているわけではない私が話しかけても名刺をいただけなかったり、SNSを見せるも一瞬開いてスクショをとるだけと軽くあしらわれることもあったためです。また、メインイベントでは、1万人もの人が参加していることもあり、お話したい人になかなか会うことができないこともありました。振り返ると、事前にTwitterなどでつながっておき、当日場所を指定したうえで落ち合うかたちがベストではないかと反省しました。
「目的がないと奔走するだけで終わる」
上記でも述べたようにIVSは本来投資家と事業家のためのイベントです。もし学生として参加するのであれば、何かしらの目的をもつことが非常に重要だと感じました。今回、私のIVS参加の目的は3つありました。
・お世話になった方々やはじめましての方々へ挨拶すること
・キャリアの選択肢を増やすこと
・Crypto界隈の状況を知ること
概ね目的は達成されましたが、正直な話、比較的1日で達成できた目的でもあったので、2日間の時間に対する恩恵が少ないと感じました。また、仮に目的なく参加していた場合を想定すると、おそらく今回以上に時間を持て余す結果になっていたため、参加する際は必ず目的をもって参加することが必要だと思います。
「自己肯定感が下がる」
最後は個人差があると思いますが、IVS参加する学生が痛感するのではないかと思ったので書いておきます。同世代とお話するなかで、「MRR300万円の事業展開しています」、「有名企業の日本支社で事業開発してます」、「プレシードで1000万円調達しました」と同じ学生とは思えないくらい圧倒的な力量さを目の当たりにしました。もちろん有益なアドバイスとなったり、人脈形成のチャンスととらえ方でポジショニングに受け止めることは可能です。ただ、”これから何かやろう”っと思って熱量の高い学生にとって、無意識に比較してしまい、自信の喪失や自己肯定感の低下につながり兼ねないと感じました。そのため、ぜひ彼らのお話を聞く際は「すげ~なこの人」、「何か恩恵を受けられないかな~」と楽観的な姿勢をおすすめします。
来年以降に参加する学生へ
IVSは学生にとっても相応のチャンスがねむっている場でもあると同時に、それらを掘り当てるには各々目的をもって参加することを必要だと思います。また、メインイベントだけでなくサイドイベントも参加するは、享受できるチャンスを広げる機会となります。
今回、私の2日間のIVSの経験や参加のメリデメを1つの参加するうえでの判断材料にしてもらい、参加するのであれば全力で楽しんできてください!
IVS 2023 Kyoto ホームページ↓↓