エロンゲーションの感覚(脊椎)
エロンゲーションとは軸伸長を言います。
ピラティスのエクササイズも、バレエの動きもこのエロンゲーションを感じられるかどうかは非常に重要なポイントになります。
軸伸長の軸とは身体の長い部分を指します。
つまり脊椎や、腕や、脚です。
そして伸長とはその通り、伸ばすということですが、ただやみくもに引っ張れば良いというわけではもちろんありません。
大切なのは「関節と関節の隙間を作る」ということです。脊椎だったら、24個の椎骨の一つひとつの間に隙間を作るようなイメージで動かします。ちなみにこの動きは伸展にとどまりません。
屈曲、回旋、側屈、あらゆる動きの中で一見縮めている動きでも当てはまるのです。
縮める=隙間を潰す
ではないのです。
ペルビックチルトを例にすると、
後傾にする時、ポトンと腰を近場に落とすのではなく、肩甲骨や背中も頭の方に引っ張り上げるようにして、腰を長くしながら落としてきます。
前傾にする時も同様に、ベリーダンスのように腰からポキっと前傾にするのではなく、頭の方に背骨を引っ張り上げる意識をしたまま、ゆっくりと前傾に持っていきます。
この単純な動きでも、エロンゲーションを意識するかどうかで身体の伸びが変わってくるのです。
エロンゲーションの感覚でエクササイズできると最大可動域が広がります。今まで固まっていた周辺の筋肉も緩み、身体が軽くなる感覚が得られるでしょう。痛みの軽減につながる人もいると思います。
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