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B型肝炎訴訟 肝生検をやってみた

 こんばんは。訪問ありがとうございます。

 今週、肝生検を受けてきました。肝生検をしなくてももう完全に慢性肝炎にはなっていることはわかっています。生検しなくても提訴には何の問題もありません。肝臓に針を刺して一部を採るという原始的な方法が痛そうだし、門脈が拡張している私は出血リスクが高いのでやらないつもりでした。

 しかし。色々と調べてみると私の場合、ティーンで既に慢性肝炎を発症していた可能性が高いのです。慢性肝炎から、毎年数パーセントの人が肝臓ガンへと進んでいきます。ティーンから発症していたとしたら、ガンを発症しなかったのはまだ運が良かっただけ。

 私の場合、門脈圧亢進症、脾腫、肝左葉拡張、それに血小板の減少と、肝硬変の人の症状がたくさん出ています。常に内臓出血のリスクも抱えています。

 これ以上病気が進行しないよう、今の肝臓のリアルを知るために肝生検を受けることにしました。結果を見て、今後の治療方針を決めます。

 肝生検について調べてみると、医師の腕によって痛みが変わってくるようです。私の主治医は79歳。大ベテランで、今まで肝生検で失敗したことがないそうです。この先生なら大丈夫だろうと安心して肝生検を受けました。

 前日は夜9時以降絶飲食。朝8時半から点滴。エコーで針を刺す場所を決めてマジックで印をつける。私の場合、門脈を傷つける可能性がある場所が多く、なかなか決まりませんでした。

 その後、刺す角度などが話し合われ消毒。医師がやってきて局所麻酔。息を止めている間に肋骨の間から針を刺して組織を採る。傷口を消毒しガーゼをはり、傷口をアイスノンで2時間圧迫。エコーで内臓出血していないか確認。医師の診察。これで終わり。

 医師の腕は思った通り完璧で刺さったこともわからないほど痛みがありませんでした。しかし。息を止めてと指示を受けた後、吸って良いと言われなかったので我慢できるギリギリまで息を止めてしまい、これ以上我慢できずに大きく深呼吸したところで肺の癒着部分を痛めて激痛が。

 また、肺の傷と肝生検の傷が近いため肺の傷付近にガーゼのテープがかかり、それを思いっきりはがされ悶絶しました。また、以前肺にドレーンを挿入された時と同じように処置室のカーテンの隙間から通行人と目が合う状態だったのでしっかりとしめていただきました。重ねてトラウマになるところでした。

 医師は選べるけれど、看護師さんは巡り合わせなので難しいのです。これから、原告団でそのうち患者講義をやることになります。医療従事者の動きや態度は患者のトラウマになり得るということも伝えたいと思います。

 2日間は痛くて行動が限られましたが、3日目から普通に過ごせるようになりました。雪かきはしばらくできませんが、何事もなく肝生検を終えることができたことに感謝して、日々を過ごしていきたいと思います。

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