事件から6年のケジメ 色濃く残るトラウマと心に響く弁護士の言葉
こんにちは。訪問ありがとうございます。
今年の10月23日のことを書こうと思います。
三女は記憶力が非常に良いため、事件のことをハッキリと覚えています。毎年この季節になると眠りにつく前に緊張して喉がかわきます。いえ、もしかしたら渇いていないのかもしれませんが、水を飲まないと気が済まないのです。一度布団に入っても、ハッと起きてきて水を飲んでから眠ります。そして、夜中に悲鳴を上げて起きることがこの時期多くなります。
あの日、朝たっぷりと水分補給をしていました。だから助かったのかもしれません。
この時期、ドアが開かなくなる可能性のある場所に1人で行くのを怖がります。今年の10月23日は怖くて誰もいない学校のトイレに行けなかったようで慌てて私がいるところまで戻ろうとして間に合わなかったようです。人がいるトイレに立ち寄っていました。
ずっとこうやって苦しめられてきています。しかし、因果関係の証明は難しいのです。おかしな話ですが、世の中そういうものです。
当時、西興部村を相手に裁判を起こそうとしていました。金銭的賠償ではなく、自分たちがしでかした事の大きさを感じて欲しかったのです。100円裁判でも良いと思っていました。
しかし、電話で相談にのってくれていた元首長である弁護士さんの話を聞き裁判することをやめました。
もちろん、こちらに落ち度はないので勝つことはできる一方で、費用も時間も相当かかる。自分への相談料はいらないから、時間と労力を子ども達のために使った方が良い。とのアドバイスをいただきました。
この弁護士さんの言葉が子ども達との活動の原点にもなっています。
あの時、怒りに任せて裁判をして多くの労力を費やさなくて良かったと心から思います。命が亡くなっていたらもちろん裁判でしか闘えませんが、助かった命をどう輝かせていくかに労力を割いた方が建設的です。
その後の村の対応から、裁判になった場合あたかもこちらに落ち度があるかのような発言をされていただろうことは簡単に想像できます。大人の醜い姿を子ども達に晒さずに済んで良かったと思います。
今あるこの命をどう輝かせていくか。それに集中して子ども達と頑張って生きていきたいと思います。