
メキシコそろばんプロジェクト 大歓迎を受ける
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大歓迎を受ける
マリアッチとともに学校内に入った私達は、おそろいの教員用ユニフォームに身を包んだ教員達に出迎えられ、一人一人と握手をしながら片側一回の挨拶キス、besos を交わす。外国人なので、恐らくbesos はしなくても大丈夫なのだがとりあえず全員とメキシコ風挨拶。数え切れないほどの教員や関係者がいてさすがに名前を覚えきることができない。
次女は、あまりの熱烈歓迎ぶりにドン引きしている。三女は、何だかふわふわと楽しそうについてきている。
外の広場に到着して驚いた。ものすごい数の生徒がいる。550人。この人数は都会なら普通かもしれないが全校生徒70人ほどの地域にいる私達には信じられないほどたくさんに見えた。
生徒達に紛れて犬が2匹ほど戯れている。学校で飼っているのか?不思議に思ったが、ただ紛れ込んでいるだけだという。犬に寛容なメキシコ人らしい。
生徒達が手を振っているので、手を振る。大歓声が巻き起こる。特に三女が手を振ると、キャーキャー言って大騒ぎになっている。そう言えば、メキシコシティを歩いていると
「あまりにかわいいので、一緒に写真を撮って良いですか?」
と言われて写真を一緒に撮ったことが何度もある。三女の日本人の幼児のような風貌はこちらでは珍しいらしい。中国人はどこの国にもたくさんいると思っていたけれど、意外と見なかった。地方に行くとアジア人率はグッと下がり、おかっぱ頭で色白。アジア人の幼児風である三女は人気があった。
この集会場で、何故か日本語とスペイン語で挨拶を頼まれる。日本語で話すと絶対何言っているかはわからないはずなのに拍手と歓声が上がる。スペイン語でも同じ。こんなにすごい歓声を送られるのは人生でそんなにないと思う。
退場の時もみんなが手を振ってくれ、本当に歓迎されているのが伝わった。
教室にて
人数が多いので、クラスごとにそろばんを見せることになった。パッと見てすごいと思うのは、やはりフラッシュ暗算。三女が3桁10口、次女が4桁10口のフラッシュ暗算を披露する。

保護者も集まっているようで、毎回すごい人が集まる。この学校は午前の部と午後の部の2部制で、午前に見た生徒が私服に着替えてまた見に来ることもあった。絶対理解はできないけれど、速さを見せるために読み上げ算も披露。先生の懐かしい声の読み上げ算がメキシコで流れるなんて。不思議な感じ。