新一年生のために親ができること 〜部屋を整える〜
幼稚園、保育園の卒園、おめでとうございます。
入園した時は小さかったこどもたちが、自分の足でしっかりと立ち、友だちと話す姿を見ていると、6年の間にいかに、たくさんのことを身につけて大きくなったのか、実感しますね。
今年は桜の開花が早く、4月の入学式を待ち遠しく感じていることでしょう
卒園から入学までわずか数週間しかありませんが、子どもたちにとっては、環境が大きく変わる時です。幼稚園や保育園の入園と違って、少し先が感じられるようになってきた6歳児は、まだ体験していない先のことに、何があるのか期待とともに不安も感じていることでしょう。
送り出す親も、園とは違って学校での様子は、直に見る機会も少なく、大海原に子どもを送り出すような気持ちではないでしょうか。
これから何回かに亘って、新一年生をどのように支えることができるかをお話ししてみましょう。
まずはお部屋全体をすっきりと
この春休みは、入学に必要な準備をしておられることと思います。一年生の新しい生活のために、ランドセルや学校に必要なものを置ける場所を作られている家庭も多いでしょう。
良い機会ですから、そのスペースだけを整えるのではなく、お部屋全体、できればお家の中をきれいにすっきりと整えてみませんか。子どもたちは、これから自分の持ち物が増え、自分で物の管理をしなくてはならなくなります。
子どもが「今必要なものはどこにあるのか」を探す時、雑然としたところからそれを見つけ出すことはできません。あるべきものが決まったところにあり、そこがわかりやすく整理整頓されている環境であれば、今必要なものに容易にたどり着くことができます。
まずはお部屋全体をすっきりとさせて、その中にお子さんのための場所作りを、お子さんと一緒に行いましょう。
温かく整えられた環境は、子どもを安心させてくれます。
少し緊張して迎える新生活を支えてくれるのではないでしょうか。