露出が多い女が狙われるわけではない
私が思うに、性犯罪は、力のない女が狙われ、被害者になると思う。
この力(ちから)がないの意味は、単純に腕力的なことだけではない。
腕力的に弱い女 → 簡単に襲える
自己表現能力のない女、大人しそう=大声を上げない、被害を申告しない → 犯罪を隠蔽できる
財力や名声のない女=満員電車に乗らなければならない、暗い夜道を歩かなければならない → 被害者に非があると思わさせられる、訴えられにくい
夜のお仕事をしている人と認識したら、「なら仕方ない」という風潮もある。変な話、風俗嬢ならレイプしても良い(そんな仕事しているなら仕方ない)みたいな思想の人もいる。
そういう意味であれば、見た目的に露出が多い服装で電車に乗っている女は、バカで守られていなくて、もしかしたら夜の仕事をしているような、「非」があるような女で、襲っても痴漢しても良い、犯罪が成功しやすいと思われるのでは?
お金持ちなら電車なんか乗らずにタクシー移動で夜道も歩かず、有名人やお嬢様なら守る人が傍にいるはず。
露出した服を着ても、誰にも咎められない(誰にも守られていない)弱そうな女を犯罪者は狙う。
決して、挑発に乗ったわけでも露出にムラムラしたわけでもない。
バカで弱い女にみえたから被害にあったのだ。(実際は違っても)
だから、年寄りたちは「露出の多い服は着るな」と言う。
「バカで弱い女にみられるよ」と言う意味だ。
例え露出が多い服を着ていても、その人が大女優だったり有名セレブだったら、傍に近づくことすら躊躇する。もちろんお付きの人が必ずいるだろうし。
また、悲しいことに、その人が思う日本より下の外国人だと認識すると、人権侵害をしても構わないという思想になることも考えられる。
アメリカ人にはしないけど、フィリッピン人には卑猥な言葉をかけるおじさんを知っている。
朝鮮の方に暴言を吐く人とか。
その上で、犯罪者は私たちの常識は通用しません。
所謂、人里に降りてきたクマのようなもの。
クマに対して、「来たい服を着ただけ、痴漢しないで」と言っても無理。
クマは襲いやすいと判断した人を襲います。反撃してこない、攻撃しやすいと判断した人を襲う。
クマよけの鈴を持たず、早朝や夕方に森の中に入って、「私は好きなコトをしているだけ。襲わないで」と言ってもムダ。
話は通じません。
犯罪者には話は通じません。
それこそ、犯罪者に対しては、幼少期からのきちんとした養育や教育が必要な話。大人になってからも矯正や再教育が必要な話。いくら女性の地位向上の話をしてもわかってはくれません。
もう一度言います。「好きな服を着ているのだから襲わないで」が犯罪者には通用しません。
犯罪にあいたくないなら、やっぱり自衛が必要。
その手っ取り早い方法が、まず露出の少ない服を着てバカにみられないようにする、露出の多い服を着るならタクシー移動をする、もしくは守ってくれる人と同行するなど。
クマに食い殺されたくないならば。
クマのいない世の中になることを切に願います。