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ZERO1すしざんまいPresents「謹賀新年」観戦記

明けましておめでとうございます。新年1発目のプロレス活動(プ活)はZERO1後楽園ホール大会の観戦でした。2019年もこの元日興行に来ました。そのときはプロレス好きな元力士の方と観戦したなあ。その後、もうひとりの元力士さんと合流して、3人で中華を食べた笑。懐かしい。

昨年は相撲活動(スモ活)の方が多くて、プ活は例年より減っていたと思います。が、今年はプ活も思い切り楽しみたいです。そして、見たら見っぱなしにするのではなく、アウトプットする習慣もできる限りクセづけたい。

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やっぱりそこで見て、感じたことはあるはずだから。というわけで、プロレス記者でもなければ、プロレス技に詳しい人間でもない、素人の私が書くプロレス感想noteなど、誰が読むんだろ?と思うけど書きます。

第1試合 シングルマッチ30分1本勝負 佐藤耕平 VS 岩﨑永遠

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ベテラン、耕平選手は強すぎる。チョップが明らかに痛い。あの音って何でしょう。プロレス界であれほどド痛そうな、説得力のあるチョップで魅せる選手は私の中で数人いて、そのおひとり。永遠選手もベルト保持者の意地を見せていたけれど、負けてしまった。ベルトを取り、俯き加減に退場していく永遠選手の横顔を見て、プロレスラーとして相手のテーマ曲で退場するときに抱く悔しさって相当のものだよなあと想像した。

第2試合 タッグマッチ30分1本勝負 ヤス久保田 ヒデ久保田 VS TARU クリス・ヴァイス

TARU選手のメイクがやっぱり怖い。フォーク攻撃が出た。フォークでかいよな。

第3試合「敗者デスバレーボム封印マッチ」シングルマッチ30分1本勝負 高岩竜一 VS 横山佳和

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横山選手が力士感のあるボディになったと感じた。デスバレーボムを用いる両選手に負けた方が同技を封印する、っていう制限は面白い。そういう試合の作り方もあるのねと学びに。横山選手のテーマ曲好きなんだ。高岩選手の試合中の発言、いいよね。面白い人だと思う。

第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負 田中将斗 日高郁人 菅原拓也 VS T-Hawk エル・リンダマン 入江茂弘

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#STRONGHEARTS の勢い凄まじくない?私が把握している限りだと、東京を拠点とする主なプロレス団体のうち、新日本プロレス、ノア以外のマットにはほとんど出場している。そして、毎回沸かせている。#STRONGHEARTSのメンツが出るとなると、満足度の高い試合が確約されたようなものだと思う。とにかく動きが速い。これはドラゲーの選手に共通して言えること。しかし、このスピード感ある戦いをする若手3人に、ZERO1のベテラン勢も負けていない。これはすごいことよね。前から気持ち押さえてたけど、T-Hawk選手のファンになりました。やっぱりカッコいいんだもの。はい……ついにTwitterをフォローしました。リンダマン選手はマイクのセンスも相変わらず良い。

第5試合 ジュニア2冠選手権試合 シングルマッチ30分1本勝負 SUGI VS HUB

SUGI選手がまさかの敗北。ちょっと意外だった。動きの速さがいつもと少し違う感じがしたのは気のせいか。

第6試合 NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合 タッグマッチ30分1本勝負 宮本裕向 竹田誠志 VS 大谷晋二郎 北村彰基

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リング外での待機時間が長くなった若手、北村選手が「大谷!」と大谷選手を呼び捨てにして、強引に交代を申し立てたのが良かった。プロレスラーにはそういう「俺が目立っちゃる!」的な思いを持っていてほしい。タッグのときはもちろん、シングルのときも「対戦相手より目立っちゃる!」的な気概があってほしい。北村選手はプロレスラー養成校「プロレス総合学院」卒業生で、初めて他団体でデビューした人だ。大抵は学院のバックにあるレッスルワンでデビューする。その点でも珍しくて面白いなと思う。

第7試合 世界ヘビー級選手権試合 シングルマッチ30分1本勝負 火野裕士 VS 岡林裕二

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ユウジ対決。当日観戦していた方のどなたかがTwitterで「筋肉オバケ対決」とつぶやいていた。まさに迫力満点ボディなふたりの対決。どちらも端正な顔立ちでカッコいいんだ。こういういかにもプロレスラーだ! っていう人の肉体が個人的に好みで、一般の世界では見かけないから、プロレス会場は私にとって特別な場。よくぞこんなに巨大な筋肉を育てて……と、すごいという気持ちしか沸かない。両者はシンプルな技で戦い続けた。お互いが鏡のように、やられたら同じ技でやり返す、というのを繰り返していた。終盤で火野選手が観客として気になる程度の時間、倒れ込んで起き上がらなかった。目周りにチョップが当たって、コンタクトがずれて痛すぎる?それとも目周りの骨が……?とか嫌な想像をしていたら、目元から流血しているのを後で確認できた。そこからエルボーの仕方が変わったように見えた。熱戦のうち、勝利したのは火野選手。最後はふたりのユウジが抱き合い、健闘を讃えていた。岡林選手は2日も自身の団体でシングルマッチを控えている。プロレスラーは本当にすごい。強いなあ。

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今日、2カ月ぶりくらいにプロレスを見て、ふっと感じたことがあった。それはリングの四方に張られたロープは、こちら側とあちら側の境界線だな、ということ。一般の世界と勝負事に生きる者たちとの世界は、あのロープで区切られている。神聖だなと思ったし、生まれ変わって格闘する者にならない限りは、踏み込めない場所だなと感じたのだった。2016年5月からプロレスを見るようになって初めて、ここまでズーンと感じた事柄。この感覚は相撲の土俵を見続けて得たのかもなあ。闘う人たちは総じてカッコいい。そんな思いを抱いて、元日の後楽園ホールを後にしたのだった。

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