剛とツヨシ
10月に放送されたラジオ特番『剛とツヨシ 漢字とカタカナ』で堂本剛くんとムロツヨシくんのふたりが仲の良いおしゃべりを聞かせてくれた。
付き合いが始まったのは福田雄一のドラマ『天魔さんがゆく』の1話で共演した時からだとか。番組冒頭で、なぜふたりが友人になったかを懇切丁寧に説明していくムロツヨシが可笑しいし、興味深い話題で、長い尺とっても話してくれて有難う!ムロくん!
芸能人のキャリアは剛のほうが長いが、年齢は2つ違いくらいでほぼ同年代。どちらがボケだかツッコミだか分からないが、ミョーに笑えるおかしなふたりのトークはクセになりそう。
多彩なアルバイトを経験したムロくんがそれを披露、やってみたいか剛に聞くコーナーも面白かった。魚河岸で冷凍マグロを運ぶ・虫を調査する・缶詰工場・コンサート会場設営・・・「どこがおもしろいん?」「(速攻)虫は無理」とまったくノッてこない剛にゴリ押しするムロくんw
その他もいろいろ面白かったはずだが、なぜか記憶に強く残ったのが「ムロくんが剛にオススメしたい場所」で「豊島美術館」と答えたくだり。これを聞いた剛は全然ピンとこなかったらしく「男ふたりで美術館って・・『無』やん」といぶかしむ。
私はこの美術館に行った事があるので、なぜムロくんが剛に「好きだと思う」とススメたのか分かる気がする。自然の空気と動くオブジェとしての水を感じる・・体験型の美術館なのだ。何もせず、気持ちの良い島風を一日中堪能していたくなるような場所だ。
だがそんなムロくんの想いはさておいて、その時私は剛の「男っぽさ」を感じる発言に注目してしまった。
これまで彼の発言に多く触れてこなかった私、ドラマや歌の活動でのイメージから、繊細で中性的なメンタルの持ち主と勝手に妄想していた。しかし実は違った。ムロくんに自分の仕事ぶりを説明する剛は「言葉がええ人には口で説明するし、文字がええ人には企画書を作って出したりね」(意訳)と語る。緻密な仕事ぶりもうかがえるが、自分のやりたい事を実現するため理性と知性を武器に戦う彼の姿に感嘆をおぼえた。
ソロ活動を堂本剛名義からENDOLICHERI★ENDOLICHERIに変えた時の剛の約一年を撮ったドキュメンタリDVD『胸宇宙』でその様子がじっくりみられる。ライブメンバーのコーラスの女性が剛を評した言葉で「意外に男っぽい。どんどん骨太になっている」とあり、ああやはり・・と思うと共に、そのDVDを企画した人の企図も感じたように思った。
なんにせよ、また剛の奥深さに触れ、ますます興味深く思ったのだった。
さて冒頭のラジオでムロくんの最近のお仕事を紹介していて「恋愛ドラマの主役をやってます」との事で大いに驚いた。「もうキスはしたの?」と剛。恋愛ドラマの先輩な発言。「オレ無理や」とも。そうか『プラトニック』はもう三年前だ。でもそんな事言わんと恋愛モノもまた見せて欲しい。
そのムロくんのドラマ『大恋愛』(TBS金曜夜)を見て大興奮した顛末は、また別の項にて。好きだなあ。ハマった。
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