なんで少女マンガが描けないんだろう。
noteを始める時、気になるジャンルは何か、と聞かれます。気になる記事を薦められるようにということなのでしょう。
グルメ・音楽・政治経済・小説・イラスト、etc。たくさんあるジャンルの中から、私たちは「気になるジャンル」を選ばなければなりません。みなさん、すんなり選ばれてるのかしら?私はいつも困ってしまいます。ピンとくるジャンルがないのです。というか、私の気になる「何か」は既存のジャンル分けの中には存在しないのです。気になるものがないわけではないのです。ただ、「ジャンル」では選べない。
英会話を身に着けようとしたときのことを思い出します。いくつかのカジュアルな教室を見学したのですが、目的別にカリキュラムが組まれているところばかりでした。「英語がぺらぺら」になりたいのか、ビジネスで使いこなしたいのか、TOEIC高得点を目指したいのか。私の目的はこの3つのどれでもない。いってみれば「自己表現するための英会話を身に着けたい」だったのですがね。でも、そういうクラスがないのです。
まんが家としての変遷も似たようなものでした。トランスジェンダーだと悟るまで、さまざまなジャンルを渡り歩いてしまいました。ポルノ・ホラー・サスペンス・ご近所もの・復讐もの。「どうして自分には少女マンガが描けないんだろう」「私の場所はどこだろう」とつぶやきながら。
あえて言葉にするなら、私が気になるのは、あらゆるコミュニケーション、意識の変革・魂の解放、言語と意識、みたいなところです。
さ迷ったあげくたどり着いたこの場所です。この場所からみえる世界を言葉にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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