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そうだVTuberになろう~第一話 思い立ったが吉日に楽しいキャラデザ~

ある日私はこう思った。

「VTuberになりたい!!!!!」

かわいい女の子か、かっこいい男の子になって、色んな人とわちゃわちゃ交流したい!欲を言えば愛されたい!!!雑談配信とかでおしゃべりしたいし、初見のゲームをやって愉悦されたい!!!

とまぁ、突飛なことを思いつくのはいつものこと。ささっと自分をあきらめさせるべく、私はLive2Dモデル作成費について調べていた。
サイトを眺めれば全部コミコミ安くて10万前後。あれ!?安い!?と思った商品はモデリングのみで3万円からのお値段設定。有名なモデラーやイラストレーターの存在を考えれば、そのお値段はこだわりだしたら青天井といっても過言ではない。

自分でも絵を描くからわかるが、キャラクターのデザインから清書まで済ませるのには、短くて5,6時間、長ければ数十時間にも及ぶ己との激闘になる。クライアントとのキャラデザのすり合わせやリテイク、Live2Dに対応するためのパーツ分けまでやらなければいけないことを考えれば、いやはや妥当な金額であろう。

デスクトップPCを新調したお財布はもうすでに限界を迎えている。自力でお金を稼ぐにも、心身を壊してバイト禁止縛りプレイ中の大学生には無理がある。さぁ諦めよう!

ふと、内なる自分がこう囁いた。

「全部自分で作っちゃえばよくない?」

こうして時間だけはある大学生の、セルフ受肉計画が始まるのだった……

これは、趣味の創作活動の一環として、自身の行った作業を備忘録的に記録していくものです。
これからセルフ受肉をしたい!という方の参考になるかは正直微妙ですが、一人のお絵かき好きの、挑戦の記録だと思っていただければ幸いです。


キャラデザを考えてみる

デザインの元となったキャラ

Live2Dモデルを作るとしても、どんなキャラクターにするかを決めなければ始まらない。
今回は既にデザインが決まっているキャラクターを用意して、それを改変しようと考えた。というのも、私TRPGをやる民でして。最近お気に入りのキャラクターが一人いるので、その子のモチーフで作ろう!と思いたったのでした。ちなみにそのキャラクターがこちら

元となったエルフの冒険者

か、かわいい~~~~~~!!!(自画自賛)
TRPGソードワールド2.5をプレイする際に作ったPCでございます。TLで再三大暴れしていたのでご存じのフォロワーもいらっしゃると思うが、改めて軽く紹介を。
性別迷子系魔法使いエルフ、名をネーベルク・エーデルシュタインと申します。性別なんてね、どっちも魅力的なんだから黙って両方のおいしいとこつまんでればいいんですよ。
このキャラクターのことを話し出すと一生止まらんので割愛するとして、今回はここからキャラデザを考えていこうと思います。

ここで注意すべきは、この手法を版権キャラクターでやってはいけない!という点。今回はキャラデザもイラストも全部私のキャラクターだからできる手法である。改変していれば権利関係問題なしやろ!となるかもしれないが……まぁ、少なくとも品がないし、おそらく権利的にも問題がある。

がんばってキャラデザを練る

ゼロからではないとはいえ、新しいキャラデザを考えなくてはならない。個人的には構想を練る時間がかなり好きなので、なかなか楽しい。が、今回は普段の立ち絵作成とは違い、Live2Dで動かすことを前提に考えなければいけない。というのも、Live2Dでイラストを動かすためには、動かしたいパーツごとにレイヤーを分けなければいけないのだ。

ふむふむ。完全初心者が未知の領域に踏み入ることを考えると、間違っても揺れ物を気軽に増やすことなんてできない。となるとまずはローブを没収。服の上にさらに布を重ねるなんて、どんなモデリングしたらいいか想像つかないぞ?ケープも没収!
体の前に来てる髪束とか確実に後々後悔するだろ!?何なら髪も短くした方がいいな……?短髪は差分作ったことあって、その時なかなか似合ってたから採用!大きな帽子もたぶん続投はできない。杖なんてもっての他!なんだか追いはぎをしている気分になってきたぞ???

要素を削ったら、次は新たな要素を足さないといけない。なぜなら世はVTuber大戦国時代。レッドオーシャンのなかで視聴者を奪い合い、のし上がっていかねばならない世界で、見た目のインパクトはこの上なく重要なのである。
でもなぁ~~~!顔がかわいいくてお上品だから、シンプルな服装がバ~~~チボコ似合っちゃうんだよなぁぁぁ!!!ええとこのお坊ちゃんお嬢ちゃんって感じがなぁ~~~!!!たまんないんだこれ!!!
しかし今回、モデル作成時にパーツ分けで挫折しないこと、モデリングで挫折しないこと、この二つが最重要任務と考え、服装はかなりシンプルにいこうと決断。果たしてこの決断が吉と出るか凶と出るか……

髪色に情報量を増やせば、余計にパーツ分けせずに済みそう!ただでさえパーツが多くなる部分だからね!髪飾り一個くらいなら増やしても何とかなるかな……?こうして試行錯誤を頭の中でくりかえすのだった。

参考にさせていただいた動画

おおまかにアイデアが練れたら、いざ実際に書き出してみよう!と、その前に、先人たちの知恵を借りて、どのように作業を進めていくのがいいか考えよう!そう考え、YouTubeで見つけた動画がこちらです

現役VTuberによるLive2Dモデル作成講座!なんてありがたい!!何度も繰り返し視聴させていただきました……!!!モデリング部分は別の投稿者さんに丸投げしていて大爆笑したのですが、キャラデザの考え方や、立ち絵の描き方が本当に参考になりました。これ見ればマジで誰でもVTuberになれるんじゃないか?

こうしてラフが完成した

初めて使う線対象定規で、とにかく体のバランスが取りづらかったり、色々と難しいことはあったものの、作業をしながら慣れていったのもあってか、無事にラフを仕上げることができました。それがこちら


ラフ

か、かわいい~~~~~!!!!!(本日二度目の自画自賛)
まず何といっても顔がかわいい!!!ラフの時点でわかる顔の良さ!少年みの中にあるお上品さ!!!キャラデザ元から引き継いだ線の細さと、気持ち太めのふともも!!!明らかに描き手のフェチが丸見え!天才か?

揺れ物を増やすなと言っておきながらループタイと髪飾りを増やした点は、後の自分が何とかしてくれるでしょう。そう信じています。

余談

描いてるうちに愛着がわいてきて、このキャラクター自身にも物語を作りたくなり、描きながら考えていました。
『とある魔法使いが旅の途中で手に入れた魔法の鏡をのぞき込むと、自分とそっくりな姿をした不思議な存在が生まれた』
うんうん、好みだ。これでいこう。元キャラにも帽子で隠れている部分にアホ毛があって、アホ毛とモノクルが元キャラと反対にあるのが、鏡写しっぽくていいでしょう。

いやぁ、どんな性格でどんなRPをするんだろう!楽しみだなぁ!と思ったがこれはTRPGの立ち絵ではなく、Live2Dモデル。このモデルで受肉するならすべて私が決めるのだよ……

名前も付けよう!
元のキャラクターの名前が
ネーベル(独語で霧)+ベルク(独語で山)、エーデルシュタイン(独語で宝石)だから……

「霧山セキ」?

そ、そのまますぎるけど、なんかしっくりくるっ!!!というわけで採用。

果たして「VTuber霧山セキ」はデビューできるのか。乞うご期待!がんばれ自分!!!

次回予告

ラフを終えて線画に移ったものの、パーツを分けながら行う作業はあまりにも神経を使う!線画が終わっても、前髪の色わけなんかパーツ多すぎて苦行でございますが???
パーツ同士の重なりとレイヤーの上下関係も意識しないといけない!?考えることが多すぎる!!!

次回!無限清書編 一体いつになったら完成するんだマジで……(絶賛清書作業中)

最新の進捗はXでつぶやいています。noteは不定期に更新します。


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