【恋愛小説】旅の相棒は、マットブルーのRIMOWA(リモワ)とあなた【ショートショート】

ソノギオサム

2025年1月28日 19:36

私のお気に入りの商品を、ショート物語風にご紹介します！
ぜひ製品購入のご参考にしていただけたら嬉しいです！

※この物語は”商品説明の部分を除き”フィクションです。
※使われている画像は、商品写真以外はイメージ（本文とは無関係）です。

引きこもり気味のオタク女子

東京の片隅で一人暮らしをしている茜（あかね）は、アニメやゲームに没頭する引きこもり気味の日々を送っていた。しかし、ある日ネットで見つけた「アニメ聖地巡礼ツアー」の広告が、彼女の心を大きく揺さぶった。

その舞台は福岡。
大好きな作品のモデルとなった街を直接見てみたい――そんな思いに駆られ、茜は勇気を出して旅に出ることを決意した。

空港へ向かうバスでのトラブル

空港へ向かうバスの中。茜はスマホを握りしめ、慣れない外出に緊張していた。途中、降車駅がアナウンスされ、慌ててICカードをタッチしようとするが、運転手の声が耳に刺さった。

　「残高が足りないようですね」

スマホ画面に表示された「残高不足」の文字が視界にじんわり広がる。お金を用意しようとする手が震え、周囲の視線が気になって顔が熱くなる。どうしよう……と焦る中、後ろから声がした。

　「僕が払いますよ」

振り返ると、さわやかな青年が立っていた。彼の足元にはマットブルーの美しいスーツケースが置かれている。茜は恐縮しながらも、「ありがとうございます」と小さな声で礼を言った。

青年は笑顔で、

　「気にしないでください。旅は楽しくないとね。でも、こういうハプニングもいい思い出になるよ」

と言い、スムーズに支払いを済ませてくれた。

その言葉に救われた茜だったが、彼の名前を聞けないまま、バスを降りてしまった。

青年との再会

福岡での聖地巡礼ツアーを満喫した茜。アニメの舞台となった景色を直接目にし、初めて外に踏み出した自分を少し誇らしく思えた。

そんな旅の終わり、空港の手荷物受取所で待っていると、目に飛び込んできたのは、あの青年の持っていたマットブルーのスーツケース。
驚いて振り返ると、彼がこちらに歩いてきた。

　「また会うなんてびっくりですね。バス代、もう返さなくていいですよ」

彼の軽い冗談に茜は一瞬驚いたが、すぐに顔が赤くなった。

　「そ、そうじゃなくて、本当にお礼がしたいんです」

少し慌てて言い返す茜の様子を見て、青年は優しく笑った。

二人はそのままスターバックスへ向かい、向かい合ってコーヒーを飲むことに。

　「このスーツケース、リモワの『ハイブリッドキャビンS』なんです」

青年は、手元のスーツケースを軽く撫でながら話し始めた。

「高い耐久性と軽さが両立していて、すごく使いやすいんですよ。
　素材はポリカーボネートでとても丈夫ですし、TSAロック付きだから旅行中も安心。
　何よりこのマットブルーの色が好きで、一目惚れでした」

　「そんなに軽いんですか？それに見た目もすごく綺麗ですね……」

茜は興味深そうにスーツケースを眺めた。

　「私も、こういうのが似合う人になれるかな……」

　「もちろんですよ。このスーツケースがあれば、どこへだって楽しく行けます」

青年の優しい言葉に茜は照れくさそうに笑った。しかし、またしても名前を聞きそびれてしまった。

東京での運命的な再会

東京に戻った茜は、あの青年の言葉を思い出しながらリモワのスーツケースを調べた。その機能性と美しいデザインに惹かれた彼女は、ついにショップを訪れることを決めた。

休日、リモワのショップでマットブルーのスーツケースを手に取りじっと眺めていると、背後から声がした。

　「こんにちは、何かお探しですか？」

振り返ると、そこには旅先で出会った青年が立っていた。
彼も茜を見て驚いた顔を浮かべたが、すぐに笑みを浮かべた。

　「また会いましたね」

茜も思わず笑い返した。「本当に、偶然ですね……」

　「リモワがご縁ですかね」

冗談めかす青年に、茜は自然と会話が弾んだ。その日、茜は自分の初めてのリモワ、『ハイブリッドキャビンS』を購入し、青年と別れた。しかし今回は、しっかりと名前を聞くことができた。

　「僕は涼介。次に会うときは、お揃いのリモワで旅に行きましょう」

そして半年後

少し暑くなってきた頃。茜は涼介と一緒に初めての旅行を終え、空港の手荷物受取所に立っていた。ベルトコンベアには、お揃いのマットブルーのスーツケースが並んで流れてきた。

　「なんだか、ペアみたいだね」

涼介が微笑むと、茜も小さく笑った。そしてスーツケースを手に取りながら、照れたように言った。

　「リモワって、生涯保証があるんだよね。
　　なんだか旅も人生もずっと一緒にいられる気がする」

涼介はその言葉に少し驚いたような顔をしたが、すぐに優しく微笑み返した。

　「そうだね。壊れても直して一緒に進んでいける。これからもずっと」

茜もその言葉に頷きながら笑う。
その手には、彼女の初めての「旅の相棒」――マットブルーの『リモワ ハイブリッドキャビンS』がしっかりと握られていた。

ベルトコンベアを回る二つのスーツケース。
それは、これから続いていく二人の旅と、途切れることのない新しい思い出を静かに予感させていた。

読んでいただき、ありがとうございました。また次回もお会いしましょう！

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