好きは続ける努力
「好きは続ける努力って言うのが持論なの。」
言われて、なるほどと思った。昨日のコルクラボ の班活動で、メンバーの一人に言われた言葉だ。
毎月、今月のゲストに合わせて出されるテーマについて一度以上は話し合う機会(オンラインでの会議でも良い)を持つのが班活動だ。
今月のテーマは「あなたの人生の分岐点と自己決定」で、話しているうちに結婚の話になった。参加メンバーは、みんな結婚して10年近く経つ。自ずと、結婚当時と今の違いにも話が及ぶ。
その中で、とても幸せそうに夫婦関係を語る彼女の話を、僕ともう一人のメンバーが秘訣を聞き出すみたいな流れになった。
「夫婦」は不思議な関係で、悩みが尽きない。少なくとも今の日本で会う人ならば、何かしらの「好き」で一緒になったはずにも関わらず、関係を続ける事に悩みは尽きない。時として、深刻で、寂しくて、その事しか考えられないくらいに影響する。
明るく話している彼女は言う。
「あたしは考えるの苦手だから、直感に従って余所見しないようにする。
そして決めたら、気になるから他のものは見ないようにして、目の前が良くなる様に集中するの。」
言われて、自分はいつだって「最高」を目指して、他に何かないかを探し続けていたなと気づく。
自分の感性に耳を傾けて選び、目の前を「より良く」すれば心地よさは積み上がっていく。その積み上げが安心を作って、今を楽しめる。そうやって、幸せになっていく。
それでも自分の感性を信じて進むなんて、怖くてしょうがない。
「あたしの場合は、ヨガと合気道が感性のアンテナを上げてくれた。やり方は個人ごとに違うと思うけど、もっと心を整えて感じると良い。」
そう聞いて振り返ってみれば、自分の人生の分岐点も40歳で燃え尽きるのが怖くて自分を見直して(心の声を聞いて)今の自分がなんとかいる。
それを考えれば、「さらに自分のアンテナを整えて、ただ目の前に集中する」のは所々でやっている。
あとは、「目の前に集中する事(だけ)が積み上げて幸せな未来を作る」と思えるかだけだ。
しかし、彼女達の幸せな結果を目の前にして、それこそ「目の前に集中する」だけだ。
「あたし達の夫婦も、最初は水と油だった。同じ高校だけど、当時の先生が結婚したって聞いたら信じてなかったくらいにね。それが、付き合って20年もしたら本当に一緒に楽しめる様になってる。」
自分は彼女達みたいになれるだろうか?そんな最期の不安も積み上げた山を見上げていると気づく。まずは足元の一歩目から見る時だ。
だから今日からは、日々の中で自分にとって「より良く」なるものだけを丁寧に見ていこうと思う。
おわり。
#毎日出す 20191005 DAY13
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