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成長といえば、発達理論は 『ティール組織』でも使われてましたよね?(リーダーを考える旅)
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こんばんわ。夜ですね。こうなったら、今日中に書き終わるのかの勝負だ。昨日は、集中について書こうと思っていたけど、ちょっと寄り道して「成長」について書こうと思う。
以前に、成長についての記事を書いた。その時は、成人発達理論にしたがって理解していったと思う。簡単に言えば、自分を客観視(メタ認知)できること。
「1日たりとも「成長」をあきらめた日はない。じゃあ、成長ってなに?」
https://note.mu/sonogashira/n/n6e73c02f643f
このロバート・キーガン氏の成人発達理論は、今では様々なところで触れられることが多くなった。
『なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか』 ロバート キーガン, リサ ラスコウ レイヒー 著
例えば、年初頃から人気がでて、まだ根強く読書会が開催されている『ティール組織』の中でもベースになる考え方として使われている。
ただ、これまでは個人の成長についての話をしていたが、『ティール組織』などでは組織としての成長について話がされている。1部2章では「発達段階を組織に当てはめる」という節が設けられて組織に当てはめる場合の注意事項が述べられている。
個人に当てはまることを、組織に拡張して解釈するような論理展開は多いし、ある程度妥当にも思う。組織も人間の集まりで、個体の特性を引き継ぐことは多いと考えられるからだ。
個人的な経験でも、大学院での研究プロジェクトで「マンガ『宇宙兄弟』でMBAを学ぶことはできるか?」をテーマに、参考書に載っていたMBA理論が『宇宙兄弟』のシーンで説明がつくかを研究をしたところ、組織論をはじめ約7割の理論は説明がつき、一部の概念は個人の行動に置き換える事で説明することができた。
(念のために申し添えておくと、研究自体はいたって真面目に進めたが、テーマは大学院でも奇抜の部類に入ってよく学校でも話題になった。指導教官の英断に感謝します。)
個人の行動を組織に拡張する考え方は、1990年代に組織論の世界を変えた『学習する組織』に代表される組織学習の考え方の影響ではないだろうか?
『学習する組織――システム思考で未来を創造する』 ピーター M センゲ 著
この本では、組織も成長していくという概念が導入されて、個人が学習するモデルを複数人数(組織)で実現しようと様々な取り組みが提案されている。現代の組織運営に大きな影響を与える様々な考えも生んでいて、例えば、今では企業で普通に使われる「コーチング」や「U理論」などの理論も生まれた。
それで実際には、「組織が成長する」には何が必要となるのだろうか?
個人的な見解としては、(組織を構成する)個人の成長と、個人をつなぐ共通認識の二つに依るのではないかと思う。
組織として、客観視(メタ認知)が行える様になるためには、意思決定をする者も、行動して実績を積み上げる者も、所属するほぼ全ての人間がメタ認知を必要なタイミング、レベルで実行できないと、どこかの時点で旧来の方法に戻ってしまって成長がない。
したがって、所属する個人がメタ認知を行えるように助ける事と、全員の共通認識を揃える必要があると考える。
今日の考察はここまで。
また会おう。
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