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YouTubeを1年やってわかったことすべて

わたしは2023年11月にYouTubeチャンネル『【ゲーム会社史】そのゲームを作ったのは』を開設し、チャンネル運営を1年間継続しました。

チャンネルのコンセプトは、「ゲーム会社の歴史を会社・チームに焦点を当てて解説」すること。継続の結果は以下の通りです。

#投稿本数:31本
#登録者数:4.1万人
#総再生数:468万回
#総収益 :総再生回数に0.4円かけたくらい

自分としてはこれ以上にない良い成果を上げられ、多くの人に見ていただけて、ただただうれしいです。

そしてこれは私が広告代理店に5年間勤務していた経験が非常に活きた結果でもありました。広告代理店では、広義でいう”マーケティング”を広く浅く学び、そこではYouTube運営にも役立つノウハウも得ることができました。

その知識をもとに戦略を立て、実行し、改善を繰り返しながら運営を続けてきた結果、多くのことがわかりました。このnoteでは、自分用の記録も兼ねて、その全てをまとめています。

まず、最初にお伝えしたいことがあります。YouTubeは、今から始めても決して遅くありません。 むしろ、後発だからこそ活かせる強みがたくさんあります。

現代は「評価経済社会」と呼ばれる時代です。これは、人々がお金や物だけでなく、「評価」を通じて価値を交換する社会のこと。(本で読みました)

他人からの信用や信頼、評判、影響力が、これまで以上に重要になっています。(本で読みました)

どうやら、「外部からの評価を積み上げられるもの」や「AIでは代替しにくい、自分だけのスキルや個性」を日々積み上げることが大切なようです。

このような時代だからこそ、自分の”メディア”としてYouTubeチャンネルを作ってみることを、ぜひ検討してみてください。


YouTubeを1年運営してわかったこと

0.前提

・わたしはYouTubeを始めた目的を
 以下2点に定めて始めました。
 ①発信力を得ること
 ②YouTube収益を月20~30万円得ること

・そのため私は収益が望みやすい”通常動画”のみ投稿していて、ショート動画は一切投稿していません。 よって本noteに”ショート動画”のノウハウはほぼありません。

・また本noteはあえて箇条書きに、散文に書いてます。好きなところから読んで、好きにピックアップしてください。

1.チャンネル方針の決め方編

・収益化や登録者数を重視したいなら視聴者人口の多いジャンルにしよう
└ちなみにゲームジャンルはめちゃくちゃ強い
└視聴者人口が圧倒的に多いから
└ただ競合が多いからこそ、差別化をしなければならない

・差別化のポイント①
「歴史×○○(ジャンル)」は強い
└歴史の動画はドキュメント形式でやっぱり面白いため

・差別化のポイント②
動画作りが究極的に面倒なことをやれば、おのずと差別化になる!
└ゲーム会社の歴史を徹底的に調べる。それはとてもめんどくさいことだけど、だからこそ差別化になった

・1本目はYouTubeが優遇してインプレッションを濃いめに出してくれるので、チャンスをつかむため丁寧に作るべし!1本目から1万再生を狙う気持ちで作ろう。

2.チャンネル準備編

#Youtube始めるまでやったことリスト ※時系列順
 ⓪YouTubeをやる目的を明確にさせる
 ①動画コンセプトを決める
 ②アカウントだけ先に開設しておく(別にいつでもいいですが)
 ③(機材が無ければ揃える)
  └余力あればゲームPC準備できるといい
  └マイクは大事!長く使うのでいいものを
  └ShureのMV7がオススメ
 ④投稿頻度や動画の長さを決める
 ⑤アイコンとヘッダーを外注する
 ⑥台本を書く
 ⑦編集ソフトでFMTを固め作り始める
 ⑧ストックを2本作る
  └チャンネル運営の序盤を軌道に乗せるため
 ⑨投稿する 

3.投稿戦術編

・月に1時間分は投稿したほうがよい
 └これくらいの分量の動画がないとYouTube的にも評価してくれない
 └30分×2本 or 15分×4本 or 10分×6本
 └収益化ラインが8分~なので、8分以下はおススメしない

・30分動画を月2~3本が社会人兼業なら、本業と両立できて良い
 └基本的に動画には質が伴ってないと意味がないので、質低いものを毎日投稿などは厳禁!
 └じっくりと、質のいい動画を作ろう!

・ 30分動画⇒これ実はYouTube的にも強い
 └YouTube側にしてみれば視聴者に長くYouTubeにいてほしい(営利企業なので)
 └なので視聴維持時間が長くなりやすい長時間動画は再生が伸びやすい!ヒカキンとかTopYouTuberたちが最近軒並み長尺なのもこれが理由

・ざっくり2週間につき30時間くらいはYouTubeに確保しよう!30分動画1本につき作成に30時間はかかるので(台本執筆含めて)

4.サムネイル編

・そのゲ式フォーマット①
 下に大文字で目を引くテキスト × 若干ウケ狙いの会話劇

・そのゲ式フォーマット②(歴史系動画でしか使えないけど)
 下に大文字で目を引くテキスト × 時系列表記(○○年→○○年)

・目立たせたい部分の文字色は赤色がいい(気がする)

・下のドデカテキストは2ちゃんまとめの「スレタイ」などから着想を得よう!

・時系列のサムネについては、右と左で補色の関係にしたり、各ブロックのなかでも補色の関係を意識しよう!

・黒背景はやめたほうがいいかも・・?(他の競合チャンネルのサムネより目立たず埋もれちゃう気がする)

・サムネテストは絶対に使う!!!!
 └※注意点 
  ★テストは1回につき絶対に半日は置こう!★
  データ量が溜まってないまま判断すると、判断を見誤るので

・サムネテストは総再生時間で比較している。総再生時間は「総imp×クリック率×平均再生時間」という式になるので、クリック率も平均再生時間も両方見て、良好なサムネを判断しているということになる。クリック率の単純比較ではないので注意。

・サムネテストは3~4回くらいは繰り返した方がいい。テストの際、3枚の画像で差異をつける部分は一部分のみにする(例:画像下部のテキストのみ3パターンで検証する等)。変数を限定しないとテストの意味がないため
 
・いくらやっても良くならない場合は題材がそもそも悪い可能性があるので、きっぱりあきらめよう!

5.動画タイトル編

・そのゲ的タイトルFMT① :シンプルver

 「【完全解説】よくわかる”カプコン”創業の歴史 1969~2024」

・そのゲ的タイトルFMT② :情報量多めver

「【完全解説】30年中20年が暗黒期「ポケモンカード」の誕生~復活までの歴史 1985~2024」

・(仮説①)いろいろ試してみて情報量多めverの方がクリック率がいいような気がする

・(仮説②)タイトルは投稿後は変更しない方がいい
 └YouTube的に嫌われる気がする
 └検索流入に影響しているので、タイトルを変更すると、おそらく“最適化”(詳しい説明はライブ配信をご覧ください)がリセットになってしまう

6.動画編集編

・テロップは全文絶対に入れよう!めんどくさくても入れよう!文字情報がないと見ている方も苦しい。入れたら視聴維持率が絶対に良くなる。

・章割りのシーンはメリハリを出すためにも挟んだ方がいい ↓ 

・簡単に“ぽく”するには、右上or左上に透かしで「タイトル」や番組ロゴを配置する

・センテンス(文章)の間隔は1秒開けた方が聞きやすい(ゆっくりは例外)

・静止画の紙芝居になりがちな時は、ゆっくりズームする
 └これやると、ぽくなるし、動きが出て良き
 └あとは横にゆっくりスライドしたり上下にゆっくりスライドしてみたり

・効果音はしつこいくらいに入れる!
 └バリエーション少なすぎたらしつこいかも?
  そのゲは5種類くらいいれてます

・「チャンネル登録と高評価お願いします」は恥ずかしくても言う!
 └言った方が登録率上がることは、データが証明している!

・テロップのフォントは「小塚ゴシック Pr6N H」を使ってます
 └右上のテロップとかはそれに斜体を入れてます

7.概要欄編

・概要欄は正直そこまで凝らなくていいと思います。70点取れればOK、というか最低限の情報を抑えておけばOKだと思います。

・以下私がいつも使ってるテンプレートです。これを真似れば基本問題ないはず。

今回は○○の歴史!
━━━━━━━
▼CHAPTER▼
━━━━━━━
00:00 ○○
00:59 ○○
06:38 ○○
18:49 ○○

・X(旧Twitter)
○○

▼おすすめ動画
○○
https://youtu.be/....
○○
https://youtu.be/....
○○
https://youtu.be/....

# ○○

8.その他編

・投稿後24時間以内で再生数が伸びないものはその後もまず伸びないと思っていい
 └投稿ランキングで8位以下のものは残念ながら予後も厳しい。。
 └投稿1本目など、チャンネル初期は例外

・動画の長さは30分くらいが一番バランスがいい気がする。40分を超えてくると再生維持率が悪くなって、最終的な成績(私の場合は再生数が一番重要な指標)が30分動画と大して変わらなくなった。

・40分以上の動画が許されるのは相当チャンネルパワーがついてからだと思われる。耐えてくれるファンが増えないと難しい。つまり超長尺(ex.1時間)はトップyoutuber(or 相当濃いファンがついているチャンネル)に許される特権である。伸びるチャンネルがより伸びるという構図になっている。

・投稿時間は夜しかやってないので比較できないけれども、20時に公開しようが、23時に公開しようが、そこまで最終的な成績変わらなかった

・ライブ配信はできるならやってみてもいいかも!
 発見もあるし、コミュニティが作れて楽しい!モチベになる!
 
・生声はおのずと属人性が出るので、ゆっくりなどよりはチャンネル登録されやすい!恥ずかしくなければ生声でやった方がいいかも

・アイコン&ヘッダー周りは、チャンネルの顔になるし、それでイメージ(雰囲気)が結構固定化されるので外注してでも質の良いもの作ってもらった方がいい!

・広告を挟む頻度は、30分で4~5本くらいが限度(な感覚)
 └挟みすぎると視聴維持率悪くなるのでNG
 └視聴維持率良くするために、極端に減らす(30分で1本とか)のもあまり良くないかも。極端に減らすとYoutube側の利益にもならないので、嫌われる気がする

9.最後に

以上がわたしがYouTubeを1年運営して気が付いたこと、わかったことです。上記すべてライブ配信で話しながら書き上げたため、そちらを見ていただいても、より理解が深まるかもしれません。

もし不明点あれば私のTwitterにDMしてください。

簡単に答えられる範囲であれば無料でお答えします。「わたしのチャンネルコンサルしてほしいです!」みたいな依頼もお金いただければやります。仕事ください(切実)。

ぜひ良いYouTubeライフを!


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