そのだ、忍者になる
こんにちは。そのだです。
2024年6月に甲賀流忍者検定の初級に合格したので、無事忍者になりました。「忍者なのに忍んでないじゃん!」というツッコミはさておき、嬉しかったので記事にまとめました。
甲賀流忍者検定とは
甲賀流忍者検定は、滋賀県甲賀市にて実施されている検定です。初級・中級・上級とあり、今回そのだが受けるのは初級となっています。
初級は筆記(100点)、コスプレ(5点)、手裏剣投げ(5点)の3つで構成され、110点満点中60点で合格となります。
コスプレは4人が0 ~ 5点で審査を行い、平均が加点されます。手裏剣は0 ~ 5点の的があり、3投し当てた平均が加点されます。
忍者になった経緯
事の初めは先輩からの一言でした。
「苑田くん忍者になりたくない?」
一種のパワハラかな?と初めは思いましたが、「僕忍者なんすよ」って人生で言ってみたいなと思い、忍者になることを決意しました。ちなみに同期を誘ったら一緒に行くことになり、先輩、そのだ、同期の3人で忍者検定を受けました。我ながらいい同期を持ったなと思います。
忍者になるためにやったこと
筆記勉強
甲賀流忍者検定では以下の参考書が提供されており、この問題集をひたすら読み込みました。ちなみにかなり難しいので、歴史が苦手な僕はとても苦労しました。様々な人が体験記を書いていますが、一夜漬けでなんとかなるものではないと思います。
精神統一
なんかテストの時だけ忍者になるのは嫌だなと思い、忍者になりきって福岡から甲賀まで風呂敷を担いで行きました。風呂敷って実は意外と何も入らなくて、PCをぶん投げ、着替えと参考書だけを持って家を飛び出ました。
途中京都の友人とご飯を食べるために京都駅をぶらぶらしてましたが、やはり一定の視線を感じました。「これこそ修行。僕は忍者になるんだ!」という精神で京都駅をぶらぶらしてました。
友達と合流し、なぜ風呂敷なのか聞かれた時に、「明日忍者になるんだよね」というと、「忍者は熱いw」と言われました。何が熱いのかは全くわかりませんでしたが、ひとまず納得してくれてよかったです。
実技対策
認定試験では手裏剣投げがあります。僕は忍者ガールズバーの手裏剣しか投げたことがなかったので、イメージをつけるために甲賀の里忍術村に行き、本物の手裏剣を投げに行くことにしました。
実際に本物の手裏剣を持ってみると、これがとても重い。投げても投げても当たらず、一抹の不安を抱え、忍術村を後にしました。
コスプレ対策
忍者のコスプレをAmazonで買ってもよかったのですが、せっかくなら自分が考えたオリジナルの令和忍者で行きたいなと思い、緑タイツで忍者鉢巻をつけ、クナイを装備してみました。なぜ緑タイツかというと、クロマキーにより背景と同化できると考えたからです。下の画像を見てください。
ぱっとみ緑の壁が写っているように見えると思いますが、実は真ん中に緑タイツを着たそのだが壁と同化しています。
うまく隠れていることがわかると思います。確かに、これは忍者っぽい。 令和のクロマキー忍者だと言えるでしょう。さらにクナイを持たせてみました。
流石に忍者である。誰がなんと言っても忍者だと思います。ただ、この格好には1つ欠点がありました。それはち◯ち◯の主張が強かったことです。流石にこれで外に出て良いのかわからなかったので、検定受ける組で協議した結果、忍者どころではないと判断し、私服で挑むことになりました。
試験当日
前日に緑タイツでは一部忍べない箇所があることが発覚したため、風呂敷、鉢巻、くないを片手に検定に挑みました。
筆記に関しては特に問題はありませんでした。しかし、問題はコスプレ審査で、面接タイプではなく筆記試験中に審査されるタイプでした。普通のテスト同様、手荷物は椅子の下に置かないといけなく、福岡から持ってきた風呂敷は椅子の下にあるため、アピールができませんでした。そのため、鉢巻を巻き、左手にクナイを持つ、中途半端な恥ずかしい忍者になってしまいました。手裏剣ではちゃんと3点を獲得し、平均して1点もらうことができました。
結果発表
110点満点中77点で無事忍者になることができました。
点数の内訳を確認したところ、以下の通りでした。
筆記:76点
手裏剣:1点
コスプレ:0点
なんと鉢巻とクナイではコスプレ点が加点されませんでした。コスプレ点は1人5点満点で4人が採点し、平均が点数になるのですが、0点ということはマジで誰も1点も入れてないのです。
福岡から甲賀まで風呂敷を背負って行きましたが、特に効果はありませんでした。実際、コスプレしていない人の方が少なかったので、もし挑戦される方はちゃんとしたコスプレをした方が良いと思います。
まとめ
福岡から甲賀まで往復で12時間くらいかかりましたが、とても面白い体験ができました。特に忍術村は手裏剣だけではなくアスレチック要素もあり、忍者を体験するにはもってこいの場所だと感じました。来年は中級忍者になれるよう精進したいです。