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えっ、バッハ音楽祭にこんな公演もあるの!?
ドイツのバッハ音楽祭「テューリンゲン・バッハ週間 Thüringer Bachwochen」前夜祭の新ユニーク企画 Bach forwardの公演シリーズを紹介するコーナー。
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今日は2020年にグラミー賞を受賞したアメリカ人作曲家キャロライン・ショウの公演をご紹介いたします。2013年に最もすぐれた現代作曲家に贈られるピューリッツァー賞をアカペラ作品「Partita for 8 Voices」で受賞。この作品はバッハに着想を得たものと考えられ、どの楽章もバロック組曲の拍節や音にしたがって始まりますが、その伝統的構造は次第に引き延ばされ、壊されていきます。「しゃべる、ささやく、ため息、呟き、言葉のないメロディー、そして斬新なボーカルエフェクト(ピューリッツァー賞審査員によるコメント引用)。」 2021年の「テューリンゲン・バッハ週間」にも招待され、ドイツのバッハファンを魅了しました。
「Partita for 8 Voices」⇒
2021年のバッハ音楽祭での公演の模様。こちらもカッコいいーCool beauty!
![](https://assets.st-note.com/img/1674039870768-Z516pKAsPI.jpg?width=1200)
そして今、ドイツで話題のBach forwardにも招待されました。昨年の公演では4人組のパーカッション・グループ Sō Percussionとのタッグ。このSōは日本語の奏に由来するそう(奏、、、ちょっと言葉で遊んでみました。笑)です。キャロライン・ショウの作品の中にも日本への関心が感じられます。そして、今回の公演のプログラムの中でも「Other Song」は現代音楽からポップスの域にまで突入。さすがグラミー賞受賞作曲家!
⇒「Other Song」
Bach forwardでの公演の様子はこちら⇒
![](https://assets.st-note.com/img/1674041027997-Bd41kaqybC.jpg?width=1200)
キャロライン・ショウの魅力を一言で言うならば、そのボーダーレスな音楽性。ジョン・ケージ以来のアメリカ実験音楽、ミニマルミュージックを継承し、そしてさらにクラシック、現代音楽の幅を広げていきます。東洋思想の影響も彼女の音楽には組み込まれています。
バッハ週間の音楽祭公演シリーズとしては、最も異例なプログラムだったにもかかわらず会場は満員!今後のBach forwardの公演も注目です!!!
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![園田順子(Junko Sonoda)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144832803/profile_8938ac2020c0560f4ba537cb140a081a.jpg?width=600&crop=1:1,smart)