でかちゃんが感染していた猫白血病ウィルス感染症とは。
「白血病という名が入っているのに、感染症??」
その病名を初めて聞いたときに湧いた疑問。
きちんと理解していない病気だった。「めっちゃ怖い病気」とイメージ先行であまりよく調べてもいなかった。発症前にそうだったから、発症後なんか怖くて検索などできぬ!!というヘタレぶり。最近改めてネットで調べて、なるほどー、へー、まじかー、ってなった。
ウィルスが侵入し感染状態となり、発症したときに白血病のような症状になったり病態を現すからこの名前なのかな?
血液検査をして陽性になった場合、その子が今どのポジションの陽性なのかを知っておいた方がいいのかも。
白血病ウィルスに感染すると、まず急性期が訪れる。このときに風邪のような症状がひと通り現れるらしい。で、こねこなんかだと体力、免疫の底力などが未熟がゆえに、この時点で絶命することが多い…と。
この急性期を乗り越えられた個体は
①急性期の間にウィルスを体外に排出してしまって感染症キャリアを脱出しちゃう子(検査をすると陰性を示す)
と
②ウィルスが体外に完全に排出されず慢性期または持続感染と呼ばれる状態に突入、1,2年後再び症状が出始めてしまう子(検査をすると元気でも陽性を示す)
の2つの道に分かれるみたい。
でかちゃんは完全に、後者の慢性期(持続感染)にわたしがおうちに入れたというわけだ。
そもそも、いつもいつも鼻水垂らしてたな。くしゃみをする頻度も高かったし。それはでかちゃんの身体の中で着々とウィルスがお仕事をしていたが故だったのだなーと納得した。
そして持続感染している個体に待ち受ける未来は…?こんな感じ。
↓↓↓
『持続感染(進行性感染)をした場合、数か月~数年後に発症し、診断後の生存中央値は2.4年と報告されています。
様々な病気(急性白血病やリンパ腫、歯肉口内炎、貧血や感染症、免疫不全症など)を発症し、長期の予後は期待できません。』
こっわ!!!
こわいよね。長期の予後は期待できない…って直訳すると「すぐ死にます」ってことだよね。こっわ。
で、持続感染から発症に至ったとき(幸いにして発症せず寿命を全うする子もたくさんいる)現れる症状やら病態はこちら
↓↓↓
<直接的な疾患>
・造血器腫瘍(リンパ腫、急性リンパ性および骨髄性白血病、骨髄異形成症候群)
・再生不良性貧血
・赤芽球癆
・流産
・脳神経疾患
・猫汎白血球減少症(FPL)
<間接的な疾患>
・免疫介在性溶血性貧血(IHA)などの免疫介在性疾患
・糸球体腎炎
・ヘモバルトネラ症
・猫伝染性腹膜炎(FIP)
・トキソプラズマ症
・クリプトコッカス症
・口内炎
・気道感染症
しつこいけど、こっわーーー!!!
よくわからんけど、こわ。という印象しか持てない。
「検索などできぬ」と言いつつも、おそらく発症後にすぐ症状については検索していたはずだと思う。でもって、おどろおどろしい文字が並ぶ検索結果を見て、見ぬふりを決め込んだのだろう。読みたくない、理解したくない。そう叫ぶわたしを制御できなかったのではなかろうか。
今さらこの病気についていろいろ詳しくなっちゃってるのだけど、これでよかったのだなと思う。詳細に知らないからこそ、ぐったりするでかちゃんを目の前に、わたしはある人からのメッセージを励みにして進んでいけたのだから。
情報の収集は、慎重さを持ちつつ、自分のアンテナを信じ切ることが大切だなということを学んだ、めっちゃ実感。
あとこれも最近仕入れた情報なのだが、外ねこ出身で、おひげが天パのようにくねくねうねっている子は、白血病ウィルスに感染している確率が相当高いとのこと。
一年くらい前のでかちゃんの写真を見て、なるほどー!と唸った。
なんでこの子のひげはこんなにも少なくてくるくるしてるのかなー、と疑問に感じたことがあった。今さらだけど、そういうことだったんだね。
今知れてよかった事実、まじで(ヘタレ)。