星の音 / 花の影
2022.7.17 sun. 18:00 open / 18:30 start(45min.)
2021年10月に開催した「光の庭で」に続き、矢萩
竜太郎さんのソロダンス公演を開催します。
2020年のパンデミック以来、
いまだに続く閉塞感や、つい目の前の困難にとらわれがちな日々を過ごすなかで、一体、人にとってほんとうの幸せとは何かと、ふと考えた方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
矢萩竜太郎、２回目となるソロダンス公演では、そんな日々のなかでも、遠くに光る星の音に耳をすませたり、大地から芽吹き、やがてひらく花の微かな音…
そんな、全身をすませば確かに聴こえてくる、微かな生命の交響に皆さまとご一緒に耳を澄ますような時間になりますよう、竜太郎さんと稽古を重ねています。
前作の「光の庭で」の時のように、創作に時間がかけられず、ワーク・イン・プログレスのような作品になるかもしれませんが、竜太郎さんの30年間即興を重ねてきている実力を信頼していますし、全体的にとても美しい作品になりそうな予感がしています。
暑い最中ですが、よろしければおはこびください。
構成・演出 玉城そのみ
星の音 / 花の影
矢萩竜太郎第２回ソロダンス公演
植物というものは、大地がじかに話しかけてくれることばで、葉、花のひとつひとつがあふれ出てきた秘密なのですが、あまりの愛とよろこびから、動くことも言葉であらわすこともできずに、物言わぬしずかな植物となったのです。荒野でそんな花をふと見かけると、あたりのいっさいが浄化されて、かすかな虫の羽音もこの花のそばを去りたくないと言っているかのようでした。
出演：矢萩竜太郎
ダンス指導：大森浩幸
照明オペレート：miyo
構成・演出/音＋空間デザイン：玉城そのみ
2022.7.17 sun. 18:00 open / 18:30 start
一般：1,500円
会場：いずるば
東京都大田区田園調布本町38-8
（東急多摩川線 沼部駅下車 徒歩５分)
主催：企画室・音と光
文化庁AFF2補助事業
▽ご予約・お問合せは以下のサイトから
※感染症対策のため、
ご来場の際はご予約をお願いいたします
矢萩 竜太郎 Ryotaro Yahagi / Dance
1976年生まれ。90年、インクルーシヴ・ダンスの草分け的コレオグラファー、ヴォルフガング・シュタンゲのワークショップに参加したことをきっかけにダンスを始める。ドイツ、ヴッパタールで行われたジャン・サスポータス、コントラバス奏者の齋藤徹主催の即興セッションに出演し好評を博す。大田区田園調布にあるアート・スペースいずるばを拠点に、国内外でのツアーや様々なアーティストとのセッションを通して積極的に活動している。
***
大森 浩幸 Hiroyuki Oomori （ダンス指導）
勅使川原三郎＋KARASダンサーとして、創成期の1985-1990年の全作品、2003年「Green」に参加。独立後は、からの器としてのからだと、さまざまな質感を踊ることを試みている。詩情のある独特な身体感覚からあらわれる動きや情景は、継続しているダンス・ワークショップの参加者からも好評を得ている。
***
玉城 そのみ sonomi tamashiro
企画室・音と光代表。
美術家、アーティスティック・ディレクター。
文化学院美術科在学中より、作品製作のプロセスの心とからだの感覚や意識の変化への関心から、古今東西の哲学や思想史にも関心を持ち、舞踊や身体の稽古を通じて身心の全体性について考えはじめる。
卒業後、同校助手を務めながら絵画作品の製作や国内外でのインスタレーション・パフォーマンス、山口小夜子（モデル）のパフォーマンスのアシスタントなど、ジャンルにとらわれない活動を通して身体、空間、美への探究を深め、2011年の震災後からは、育児を通じて持続可能な社会への取組みや、ホリスティックな身体観への学びを深める。
2015年より大田区田園調布にあるアートスペースいずるばで開催しているワークショップや講演会、演奏会などの企画を始める。
＊
音と光の企画では、音や光のように目には見えないもの、こころとからだがゆたかに拡がるような時間と空間をデザインすることをコンセプトとして活動しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？