読書メモ「インターフェイスデザインのお約束」

webデザイン学習のための読書メモ_1

「インターフェイスデザインのお約束」
著:Will Grant 翻訳:武舎広幸・武舎るみ

購入動機

・UIUXについて学びたかったが、ふわっとした書かれ方の本が多い。その中でこの本は地味だが、具体的に書かれている。
・お約束と言うタイトル通りに、言い切り型で指針がまとめられている。
・世の中にある実例(成功と失敗どちらも)が取り上げられていて理解しやすい。
・1つの指針あたりの内容がコンパクトなので理解→記憶で容易。

まとめ

ユーザーが考えなくても使えるUI
UIは多くのユーザーが既にすでに数えきれない回数使っていて慣れ親しんでいるもの(iosや大手ECサイト)に倣う。ユーザーを迷わせたり、ミスさせない。
既に使われてない古い電子機器をアイコンに使うのはやめる。
シンボリックな形を作ろうとすると古い機器の方がモチーフにしやすいのだが、今後それを見たことすらない人が増えていくのだから注意。このほかにも機能性のアイコンについて注意すべき点があり参考になった。

フォームは極力シンプルに見え、容易に記入できるように。
今まではフォームは同じように見えて、使いやすいものとイライラさせるものがあるなと感覚でとらえてたけど、いろいろと緻密に考えられて設計されているのだと理解できた。
ユーザーの過程の現在位置は明確に知らせる。完了したことを明確につたえることも大切。

説明文は受動態でなく能動態
何が起きているのか、ユーザーに何をしてほしいのかわかりやすく伝える。

アプリの機能要素は重要度に分けて位置と表示レベルで配置する
iOSのカメラアプリが良例 機能の配置方法の基準が明確。

著者が日本人ではないため、翻訳者があとがきの中に日本語編として何項目か追加している。興味深かったのは「なじみのないカタカナ英語は使わない」という項目で使いやすいと取り上げられていた確定申告のサイト。
転職中の数か月前に実際に使う機会があったが、確かに使いやすかった。できるだけわかりやすい日本語で書かれていること、参照する書類のどこの数字を記入するのかを図で表していること、これだけで気が重い書類の申請がだいぶ楽に感じた。

「インターフェイスデザインのお約束」の情報はこちら


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