読書メモ 「今すぐ知りたいDXの基礎」
読書メモ 「今すぐ知りたいDXの基礎」
著 日経クロステック
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/283230/
目的:ふんわり何となくしか知らないDXについて知りたい。基礎的な部分と事例と今後の展開について。
DXとは
・この本でのDXの定義は「デジタルを使って自ら変革し、競争力をみにつけること」
・DXが成功する前提条件はスマホの普及
DXは3段階
1. デジタイゼーション(Digitization)アナログ・物理データのデジタルデータ化
2. デジタライゼーション(Digitalization)個別の業務・製造プロセスのデジタル化
3. デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)組織横断/全体の業務・製造プロセスのデジタル化 “顧客起点の価値創出”のための事業やビジネスモデルの変革
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation_kasoku/pdf/20201228_2.pdf
2025年の崖 老朽化したITシステムを刷新することなく使い続けることで2025~2030年に生じる問題と損失のこと。システムを刷新し、DXの土台となるデータを活用できる状態に整える。
最もDXが進んだ企業がGAFA
プラットフォーム 広く多くの人に使われることによって今や欠かせないインフラのようになったサービス。GAFAのサービスはプラットフォーム。プラットフォーム化すると、利用者が集まり、収益力が高まる。
スーパーアプリ 様々なアプリがセットになっていて、予約や決済が一括で可能なアプリ。生活に密着しており、プラットフォームになる可能性がある。日本だとLINE 次世代のGAFAを目指すアジア圏でスーパーアプリの勢いがある。
DXに欠かせない3つの技術
1.AI
人工知能 コンピューターを用いて知的処理を行う技術の総称。データを処理する部分とデータから学習する部分などから構成される。言語処理、音声認識、画像処理など人間の五感にかかわるもの。そしてデータ解析(マッチング・レコメンデーション)
課題と将来・AIが出した判断の工程と理由がブラックボックス化していること。命や人生にかかわる大切な場面でAIを導入するには不透明なままでは困難。説明可能なAI「XAI」の実現化が進んでいる。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2105/18/news087.html
2. クラウドコンピューティング
通称クラウド ネット上のサーバーを経由してサービス、システムを使用すること。クラウドを利用することにより、早く初期コストを抑えて新サービスを開始できることがDXにつながる。
3.Iot
モノがインターネットを通して情報をやり取りすること。モノのセンサーで情報収集が可能になり、データをもとにAIが判断し自動で動く。スマート家電、ウェラブル端末、産業用ドローンそして、自動運転車が巨大な市場に。Iotは通信環境が重要。大量のデータを高速で処理でき、セキュリティのリスクを減らせる通信環境。
DXを進めるために
デザイン思考 人を起点にして問題や課題を発見し、解決方法を考える手法。試作とテストを早く繰り返し、カイゼンを進める。
アジャイル開発 ソフトウェアの開発手法 優先順位の高い部分から短期間で開発、改善をおこない徐々に規模を大きくする。
リーンスタートアップ 最小限の機能や情報に絞り込んだサービスや製品を素早く試作し、ターゲット顧客の反応をフィードバックして改良を重ねる。リーンは贅肉の無い引き締まったという意味。