1.きっかけは、些細な毎日のひとコマ
こんにちは。
西島颯乃(にしじま その)です。
今回は、きっかけのお話をしようと思います。
ひとつは、絵本や児童書など子供向けのお話を書き始めたきっかけについて。
もうひとつは、このnoteという空間を選んだきっかけについて。
絵本の投稿を始める前に、この2点をお話しておいた方が良いかなと思って書くことにしました。
絵本の準備が整うまで、絵本に関してのお話をちょこちょこしていく予定です。
絵本に興味の無い人が「あら?こんな絵本もあるの?」、「へぇ~、そうなんだ」って思って貰えれば良いかなと。
気軽に読んでください。
さて、大好きなヒゲダンの曲を聴きながら書くとしましょうか。
今回は、ひとつめの絵本を書き始めたきっかけのお話です。
きっかけは、我が子です。
私には保育園に通う子供がおります。
うちの子は工作やお絵かき、パズルといった作る工程のある遊びが好きで、保育園でせっせかと作ってはお迎えの時に見せてくれます。
その時に作った物の紹介がてら、一生懸命に経緯をお話をしてくれるのですが、上手に説明することができないため、遠回りするような、大人にとっては謎かけのような説明になったりします。
例えば、折り紙で手裏剣を作ったことがあるのですが、うちの子だと・・・。
私 「これは、なぁーに?」
子 「ニンニンがね、こうやってね(腕を振りかぶる)、シュってなげるんだよー」
私 「あぁー、手裏剣だねー」
子 「ちがうのー」
私 (・・・えっ、違うの?)
子 「ニンニンがシュッってなげるやつ」
私 (・・・何が違うんだ?)
分かる時には名称や単語も出ますが、分からない場合は基本的には用途の説明となり、それが単語を自力で覚えるまでの長い名称と化します。
しかも、何故か正解しても全力で否定されることがあります(笑)。
この摩訶不思議な会話から、大人は名探偵の如く、我が子が望んでいる回答を求めて推理するわけですが・・・。
持っている物の形が分かるものだと、導き出される答えは簡単なのです。
しかし、実際にはよく形状が分からないものを提示されてからの会話は、非常に困難を極めます。
舌ったらずも相まって単語すら聞き取れず、本気で答えが分からないことも、しばしば・・・。
とはいえ、親バカの域なのかもしれませんが、その様子は可愛く、理不尽なやり取りすら楽しいのです(笑)。
そんな我が子の様子を見ながら、私は考えてしまうんです。
これはこういうお話になるのではないか・・・と。
これを作っている時の我が子は、こんなことを考えていたのかな・・・と。
そう思うのも、私は昔から想像力だけは非常に豊かな子供だったからでしょう。
幼稚園時代には文字が読めないのに、勝手にストーリーを作っては、友達に読み聞かせていました。
先生から読み聞いた分で覚えていたものは多少内容に反映していたとは思いますが、ほぼ本の挿絵から私が想像&妄想して作り上げたものでした。
幼稚園で覚醒したその気質は成長と共にずっと続き、一時は小説を書いている時期もありました。
でも、自分が思うように書けないもどかしさや迷いがあったり、学業の忙しさもあり、「書きたい」という衝動がいつの間にか消え、大人に近づくにつれて止めてしまいました。
それから何年もたった今、子育てをする中で、私の中に元々あった想像しやすい気質が我が子との何気ない日常のやり取りを交わす中で刺激されて、消えていたはずの「書きたい!!」という気持ちがムクムク・・・と大きくなっていくのを感じました。
その気持ちを抱きながら暮らす中で、様々なアイディアが浮かび続け、頭の中でも1つの作品としてイメージも出来るようにまでになりました。
この「書きたい!!」という気持ちは間違ってはいないものだと確信し、私はまた書くことを再開しました。
ジャンルは、絵本や児童書のような子供たちが読むもの。
昔のようなもどかしさや迷いも今は無く、楽しく書けているので、ジャンル選択も間違ってはいなかったと思っています。
何気ない毎日のひとコマがアイディアになるので、子供との生活はネタの宝庫です。
ただ、絵本の原稿を嬉々として書けるのに、絵の才能がまったく無かったことだけは悔やまれますが(笑)。
そして、我が子には感謝しかありません。
私の子として産まれてきてくれて、こんな素敵なきっかけをくれたことに。
このきっかけをくれたことで、私の人生は大きく変わりました。
常に明るくガハハと笑って、自分らしく、前向きに。
我が子が教えてくれた明るさ、優しさ、前向きさ、ひたむきさ等を絵本で表現できたらと思っています。
さぁ、ママはこれから頑張る!!
たくさん、いろんなお話を書くぞー。