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起業を諦めてサラリーマンになるか

決算作業が終わった夫から意外なこんな言葉。
黒字化して家族で生活していくのは起業だと難しいということを悟ったとのこと。
法人化して3年。夫が自分からこんなことを話したのは初めてだったかも?!

突然の弱気な発言

ドライブ中に突然そんな話をし始めた。
純資産がいくらいくら、負債はいくら、そんな流れで俺がサラリーマンになったらどうする?
そんな会話になった。

もっと正確に言うと、『俺が家庭を顧みず朝早くから夜遅くまでコンサルの仕事とかしたら家庭成り立つかな?』こんな感じ。

それ言われた私としては、いやいや無理でしょっていうか、サラリーマンの立場といい今の時代そこまで働かなきゃいけない必要あるの?っていう思いしかなかった。

もちろんお金は必要だから働いてほしいけど、そんな働き方してほしくないなとおもった。
けどどういう思いでそんな話をしているのかとりあえず話を聞いてみた。

その弱気は本心か建前か

わたしは昔から働いてくれたら楽なのになぁって思ってた。だから昔ノわたしだったらこんなこと言われたら、そうだよ!働きなよ!サラリーマンは安心!って言ってたかも。

でもいまは少し違う。
なんでそういう思考になったのかを聞きたい。

そうしたら、年齢的にそろそろなこと、MBA卒業してそろそろ3年だし、、、と言うようなこと。

じゃ情熱はどこいったのか?って聞いたら、情熱はめちゃくちゃある!見えない自信がある!とのこと。

あれ?

サラリーマンになる=いまやりたいことは全てやめてお金を稼ぐことに没頭する、ということらしかった。

情熱があるならば、年齢や周りのことを気にしつつ全てをきっぱり辞めるという選択肢がいいのかわからなくなった。長い人生生きてればそういうときもあるかもしれない。そう言う選択もありだと思う。

でも、人は年齢とかそういうものに惑わされて選択するのだと思った。自分もそうしてきた。でも、改めてどんな選択するにしても、自分を押し殺すような選択はしてほしくない。まだ情熱があるならそれをやりつつも、お金を得る手段はまた別で考えてほしいなとおもった。

0か100か思考の危険性

どうなりたいのか聞いてみた。

夫『本当は好きな音楽きいて暮らしたい』
私『そりゃいいね』
夫『でもそれだとお金がねぇ。』
私『遊んで暮らせる経営者?!』
夫『経営者って好きにできないじゃん』
私『そうなの?あそべないの?』
夫『うーん、、、』

わたしは無邪気に夫が思う理想像を言い換えて並べるだけ。
でも夫は自分で気づき始めたよう。。。
働くといったら会社のために残業しまくらないといけない。
起業はむしゃらに働かないといけない。
経営者といったらビジネスのことだけを考えやりたいことはあまりできない。
アーティストだったらお金にならない。
さぁそんな選択肢からどれを選ぶか?
そんな超極端なロールモデルがいることが会話から伺え、話しているうちにそれが追い詰めているらしい。

何者かでなければいけない必要性はない

普遍的な肩書きに自分が染まる必要はないのだと改めて気付かされた。

会社員でも自由に生きれない?生きれるよね。
会社員だからといって8時間机に向かっていないといけないのか?そうではないよね。
経営者は遊んじゃいけない?遊んでいいよね。
アーティストははたらかない?いやいや嫌なことだってやらないといけないときはあるはず。

この肩書きだったらこれができない、あれができない。

人ってそんな制約を自分に課して、辛い思いをしているかもしれない。

別に起業家でも会社員でもいいよ

わたしはどっちも薦めなかった。
というかどっちでもいい。
精神状態を良好に保って、適度にストレスかかえて、適度に遊んで、健康に気をつけて、子供達との思い出を保てれば、どっちでもいい。

ちょっぴり会社員だとこだわり強め夫に合うか心配はあるけど。。、

肩書きにこだわらず行きたい方向を決められるといいね。

妻としてはそんな思い。

隠れコーチング

実はこんなふうに夫を隠れてコーチングしてみている。
喋らせ、聞き、うんうんと相槌をうつ。
ただそれだけ。
それだけなのに随分喋ってくれるようになったな。本人は全くコーチングされてるとかそんなこと思ってないだろうけど。


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