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もしかしたら性自認は変わるかもしれない

 またEテレ0655今週のおはようソングの話だけれど、U字工事が軽快に、でもちょっと哀愁を帯びて歌う「ナナメ上音頭」の新バージョンにハナヒゲウツボが登場した。ウクライナカラーのリボンのように美しい姿なのに失礼な名前をつけられたこのウツボは、オスがメスに性転換する性質を持つ。クマノミやブルーヘッドなど、魚類には他にもそういうのがいるらしい。

ポスターは地味だけど

 スペイン大使館でやっていた「somos 多様性とLGBTQ + カルチュラル・ナラティブ」はとても見応えのある展示だった。
フランコ政権まで厳しく弾圧されていた同性愛。それでもアンダーグラウンドではゲイカルチャーはしっかりと存在していて、その後法的にも権利を勝ち取り、2005年には世界で3番目に同性婚も認められた国、スペイン。

様々なカルチャーシーンが年代を追ってポップに


何にしてもそうだけれど、先駆者たちというのは苦労したのだなぁ。ましてや差別されたり犯罪者扱いされて虐げられていた立場ならなおさら。

ペドロ・アルモドバルのコーナー
田亀源五郎の『弟の夫』スペイン語版

このコミックスのテレビドラマでは、マイク役の把瑠都がすごくいい演技だった。

大使館って、その国の自慢できる事を広報するのも仕事の一つだけれど、こういう内容の展示をたっぷり見せてくれるというのがいいなと思った。

↑にも書いたが、私は生物学的にも性自認も女性で好きになる対象は男性。でもLGBTQ差別には断固反対の「アライ」だ。
あたりまえのことなのに、変だ、おかしい、不自然だとされている様を見るのは嫌だし、あたりまえのことだよ!と声を上げる側にいたい。

 ハナヒゲウツボみたいに性が変わる生き物がいるなら、私だってもしかしたらこの先80過ぎてから女性が好きになるかもしれないし、男になりたいと思う日が絶対来ないとは言い切れない。
既に夫からは「あなたはおじさん化してる」と言われているし。

人生何が起きるかはわからない。


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