リヒターとリヒターとしあわせうさぎ
国立近代美術館でゲルハルト・リヒター展。
内田庄太郎さんも書いていらっしゃったが、ほんとうにこの人作風が多岐にわたっている。同じ人とは思えないバラエティに富んだ作品がたくさん。
タイトル写真の、イッタラのストライプみたいなのがあるかと思えば
色々あるなかで一番心に響いたのは、フォトペインティングのこの作品
近代美術館は常設の方もだいたい3ヶ月くらいで展示替えがあるので、そちらを見るのも楽しい。
今回の常設には、福田繁雄のそばに福田美蘭の作品もあった。見方を変えるアートという点ではお父さんに負けていない、というよりそれを飛び越えた感性を持った人。
COPYRIGHTの一連の作品、反骨精神と皮肉が楽しい。
あまりにすごい超絶技巧で、全方位ぐるっとじっくり見るのに没頭して写真を撮るのを忘れたけれど、黒田辰秋の木漆工芸や螺鈿の作品も良かった。
たっぷり楽しませてもらったー、ごちそうさまでした!だったけれど、館内効きすぎの冷房で上着羽織っていても身体は冷え冷え。
温めなきゃと神田まで歩いて、TOBICHIで最終日の中川いさみ「しあわせうさぎ展」へ。
主人公のクマのプー太郎より、サブのこの子の方が好きだった。
このたび、しあわせうさぎだけを集めた新刊も出たそう。