カメレオン飼育初心者の気付き〜生後半年〜1年〜
2021.1.30
エボシカメレオンを迎えた。生後4,5ヶ月くらいかと思われる。オス。『ピスタチオ』と名付けた。
ちなみにエボシカメレオンのエボシというのは烏帽子のこと。頭に烏帽子が乗っているようなカメレオン。
2020年五月にヒョウモンリクガメの飼育を始めた事がきっかけで爬虫類の沼にハマり、現在リクガメ3匹を飼育中。途中、フトアゴヒゲトカゲの幼体を迎えたが知識不足と環境不備が重なり死なせてしまった。以後、設備投資、爬虫類の飼育に関する知識習得に一切の妥協を許さぬスタンスで望んでいる。
(左からヒョウモンガメ、ヒガシヘルマンリクガメ、ケヅメリクガメ)ちなみに名前は左からポルナレフ、ペリーコロ、パンナコッタ。(ジョジョの奇妙な冒険より)
カメレオンの飼育はかなり難易度が高いらしい。事前にある程度勉強してから迎えたが、それでも初心者であることに変わりない。慎重に飼育する。
まずは自分の知識レベルを把握する事が先決だろう。
カメレオンについての初期知識(先入観含む)
・自分がくっついているモノと同じ色に変化して外敵から身を隠す習性がある。何色にでもなれる。
・ベロが長い
・眼球を左右独立して動かす事が可能。死角は真下以外ほぼ無し。
・虫を食う
以上。ほとんど無知といっていい。カメレオンを飼育しようと思わない限りだいたいみんなこのレベルだろう。ちなみに何色にでもなれるというのはウソのようだ。イラついたり、体調が悪かったり、メスに限り妊娠したり、ラ●●●ダリした時に色が変わる程度らしい。
カメレオン購入前に仕入れた知識
・ストレスに弱い(不適温、不適湿、栄養不足、脱水、外敵の存在、過度のハンドリング)
・人間の目線よりも上で飼う。(見下ろされる事に多大なストレス)
・生後一年までは給餌はコオロギだけで良い。(栄養粉末をコオロギにまぶすこと)
・温度は25〜28℃
・湿度は50〜60%
・朝晩は霧吹き(身体に水滴がつく事で皮膚の状態や成長に伴う脱皮の促進)
・紫外線ライト、保温ライトが必須(それぞれの効果は割愛)
・保温ライト直下は30℃くらい
・ケージは通気性の高いもの。鳥籠がオススメ。高さは50センチ以上は必要。隠れる事が出来るように観葉植物や枝(模造品で良い)を張り巡らせておくと良い。
・病院は予めどこに行くか決めておく。迎えたら一度は診てもらった方がいい。
・水は動いていないと水だと認識出来ずに脱水症状に陥るため、ドリッパーなどでポタポタ落ちるようにしていつでも飲めるようにしておく。
予備知識は以上。
ここからは初心者として、飼育しながら気付いた事を記録していく。間違っている事があれば即教えて下さい。
ネット情報は現状ではまだかなり薄いように思える。飼育している人がまだそれ程多くないので、情報ソースが少ない。実体験として、データの積み上げに貢献したい。
体調不良の兆しは現れやすいみたい。脱水は眼窩の陥没。低体温は全身が黒くなる。口を開けっ放しは栄養不足、だったかな?
とにかく毎日観察して些細な変化も見逃さない、そんなミスチルのsignばりにカメレオンに恋して過ごしていこうなんて考えてる。
まずは、環境整備。
ケージは大きければ大きいほど良い。なるべく高さがあって、人間の目線よりも高い位置に設置すること。人間に見下される事に多大な屈辱的精神ダメージを負うらしい。カメレオンは誇り高きサイヤ人なのだ。
つまり、観察はしなければならないが、なるべくバレるな、という事だ。カメレオンに対してストーカー行為をするということ。決してコンタクトを取ってはならない。ただ、生活を本人の知らない所から見守るだけ。
そんな外からは中が見えづらく、中からは外が見やすいという条件(どこかで聞き覚えのある設定だが、さてなんだったか…)を満たすケージを用意しなければならない。
ショップに売ってるモノをホイホイと買うのは安直だ。縦長の網のケージを買うのがベストだと思う。
私は自分でケージを作ったが、あと半年もすれば手狭になるだろう。下の猫用のケージがサイズと値段のバランスが素晴らしいのでそのうちこれを買うと決めている。
マルカン キャットフレンドルーム スリム2段 https://www.amazon.co.jp/dp/B014VTVDHO/ref=cm_sw_r_cp_api_i_QKCN3X4P7VG6XN9B3Q76
ちなみに現状の環境はこんな感じ。
幅600×奥行き300×高さ500(mm)のケージ。
こんな感じで、両サイドは網戸用の網を内側からタッカーで張ってある。上部にも網。この網はリクガメを初めて買った時になんも考えずに買ってサイズが合わずに持て余していたのでこれをベースにケージを設計した。
全面のガラスは使わなくなった水槽を分解してスライド出来るように再利用した。
下は引き出しになっていて、ガラスを開けなくてもペットシーツを交換出来るようにしてある。そのすぐ上にはダイソーで買ってきた金網を麻紐で吊り浮かせてその上に観葉植物や餌皿、ドリッパーの水受けを載せる事が出来る。こうする事でペットシーツを替える事が簡単になる。
※ちなみに今はペットシーツの上にダイソーのステンレスバットを引いているので、ペットシーツの消費がほぼゼロになった。とても経済的。
「ハンドリングをすることは諦めなさい」という記事をよく見かける。実際、触ろうと手を近づけると体が風船のように膨らんで「ファーーーーッ!!!!」っとOB連発の下手クソなゴルファーの叫びを繰り出す。
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