「起業」のきっかけ
おはようございます。スレイケイです。
急に 秋の空気が入って来て 朝晩がめっきり涼しくなりましたね。
昼間はまだちょっと暑いですが それでも 先週までと打って変わり
過ごしやすくなるのは ありがたいです。
動きやすくなれば 様々なイベント等も 計画されてますね。
9月ももう終わり。年末まであとわずかです。
やり越しが無いように 楽しんで行きたいですね。
転機の時
今日は 私が今 挑戦している起業のきっかけについて
少し話そうかと思います。
前述でも少し話しましたが 私は機械設計士として
サラリーマン生活を30年やって来ました。
昇進欲は ほぼなく 技術大好き、現場大好きなおじさんです。
ただひたすらに働き 遊びも好きなので
車、ラジコン、プラモデルなんかをやって
貯金なんか ほぼ無く 働いては遊び、働いては遊び・・・・
そんな人生でした。
そして そのまま 定年して 田舎にでも引っ込んで のんびり老後・・・
そんな風に 自分の人生を想定していました。
長らくの不況で 生活は楽と言う訳ではありませんでしたが
技術職なので 仕事には何とか恵まれました。
でも それも永遠には続きません。
転機となったのは 昇進の話と 50歳と言う年齢でした
当時 私は現場を離れ 道を後進に譲り 教育職に変わる打診を
会社にしていました。
でも それもタイミング的にかなわず
そのタイミングで来たのが 昇進の話でした。
元々 昇進には興味が無い方なのですが
年齢的な観点もあって
「一回くらい 管理職もやってみるか・・・」と思ったのが
ことの始まりでした。
結果から言うと 部署移動までした この昇進話は上手くいかず
会社的・政治的な判断で私は閑職に飛ばされ
実力・実績等は加味されず 気付けば 窓際おじさんになっていました。
見えて来た現実
まぁ 窓際になっても 仕事が無い訳じゃ無いし
もともと 昇進は興味本位だったので
「やっぱ一生現場かなぁ~」なんて思って
肩の力が抜けた時に あるものが新たに見えて来る様になりました。
それは 先輩技術者達の悲惨な現実
サラリーマンなんで 当然 上には先輩や元上司の方なんかが居ます。
日本には 役職定年なる考え方があり かつ 団塊ジュニア世代なので
その様な方の姿を見る事が多くあります。
私と同じように 閑職に飛ばされ 定年まで逃げ切る為に
窓際で おとなしくなる方。
以前の威光を持ち出し プライドを維持する方。
そして 新たな地を求めて 古巣を離れる方 etc
別にどれが良いと言う訳ではありません。
ただ 今まで 同じ会社で会社や自分の為に
同じ様に頑張って来た仲間たちが 散り散りバラバラに成って行く。
そして 世間や会社は それが当然の様に受け入れている。
そんな 言われれば当たり前のような 現実の入り口に
自分が立っていると言う事でした。
不均等なバランス
当時は 「手取り14万円問題」なんて
非正規労働者の低所得が話題になっていました。
私が行ってた会社も 工場なので そう言った方々を多く見かけました。
一方で 企業はベテランの方々には 役職定年・早期退職を迫り
かつ 人材不足に喘ぐ。
求人はすれど 給料は上げない。肥大化する内部留保。
世の中を見れば 中小企業の経営者の高齢化 かつ 後継者不足で
倒産する会社が話題になる。
こんな意味の分からない 不均等さが 蔓延しだす始まりの頃でした。
この時 私は視点が変わった事による 時代の変化を感じる様になります。
変化の時
この問題は 結果として数年の時が経って肥大化して行きました。
そして 現在も その有効的な解決法は無く
いびつに変化し 深度を深めて行っています。
私は世代的に 団塊ジュニア世代の後半なので 分かりますが
この変化の本質は これからまだ先だと思っています。
「団塊ジュニア世代の大量定年」は
いまから5~10年内にピークを迎えます。
再雇用や定年延長なんて話もありますが
そんな対策では 到底 この波は乗り切れません。
大変化の前に 各々が今から何を準備し対策して行くか。
その観点からしか 自分や家族・仲間を守るすべは ありません。
変化はピンチでもありますが チャンスでもあります。
何を見てどう動くか その真価が問われるのは
今からかも知れません。