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色を選ぶという自由
ロードバイクに乗り始めて20年近く経つが、ずっと気になっていることがある。
バイクのカラーバリエーションって少なすぎない?ってことだ。
僕は青が好きで、身の回りのものは大概青いし、何かを買うときに青が選べるなら必ず青を選ぶ。
でも、自転車を買うときに青が選べないことなんて日常茶飯事だ。
最近ではメーカー公式のフレームのカラーオーダーサービスも珍しいことではなくなったけれど、どちらかと言えばまだ少数派だ。
でも、自転車におけるロードバイクの立場って、クルマで言うところの高級スポーツカーですぜ。
高級スポーツカーならもれなくボディーカラーのカスタムに対応してくれるし、内装のカラーカスタムに対応してくれるブランドだってあるというのに、ロードバイクの多くはコーポレートカラーとか黒とか無難な色から選ばせようとするのだ。
押しつけ以外の何物でもないと思う。
「誰もが赤とか緑とかの自転車に乗りたいと思うなよ! カーボンフレームなら黒でいいでしょ?とか勝手に決めんなよ! 色ぐらい好きに選ばせてくれよ!」
と声を大にして言いたいのである。
僕はこれまでに何度かロードバイクやマウンテンバイクを購入してきたが、「このブランドのこのバイクに乗りたい!」と思っても青いものがなく、途方に暮れてしまったことが何度もある。
普通の人ならそこで色を妥協するのだろうが、往生際が悪くてこだわりが強い僕は、フレームを塗装するという暴挙に出てしまうのである。
そんなわけで僕は、青くない新品のフレームを購入して一度も乗らずに塗装に出し、青くしてから乗るという罪を3回も犯している。
前科3犯なのである。
……いや、フレーム以外のもの(ディスクブレーキホイールのリム、フロントフォーク)も入れると前科5犯か。
これらはいずれもメーカー公式のカラーオーダーサービスではなく、フレームの塗装に対応してくれる業者にお願いしたものだ。
最初に青くしたのはスペシャのフルサスMTB。
次に青くしたのは当時最軽量とされたスコットの初代アディクト。
これはかなりお金をかけてロゴも忠実に再現してもらった。
キャノンデールの初代スーパーシックスエボにどうしても乗りたくて青くしてしまった。
こちらはロゴをシンプルにして飽きが来ない仕様に。
フレームだけじゃない。
シューズだってアイウェアだってカラーカスタムしたこともある。
シューズはLAKEやBONTが対応しているし、アイウェアはオークリーが対応している。
やっぱり好きな色のものを身につけると気分が上がるのだ。
LAKEのカスタムシューズ。
水色はチームジャージ、青はフレームや普段着るジャージに合わせた。
オークリーのジョーブレーカーも青基調のフレームカラーでカスタム。
シューズと同じような色目に。
サイクルウェアもさまざまなオリジナルのものが作れる。
非常に素晴らしいではないか。
あとはヘルメットのデザインをカスタムできるようになるといいのに。
Kabutoで対応してくれないかしら。
過去にはカッティングシートを使ってエアロヘルメットをカスタムしたこともあるけれど、やはりプロのクオリティでカスタムしたいのよね。
ロードバイクやサイクルウェアって決して安い買い物ではないのだから、「オプション料金を払っても自分好みにカスタムしたい」ってニーズは絶対にあるし、業界としてそれに応えてもいいと思うんだけど。
もちろん既存の色で満足できる人は追加料金なしでいいんだし。
これはマジで実現してほしいなぁ。