古畑任三郎の面白さ
最近、ひげだんを聴いて一年半遅れてることに気づきつつ、昔を思い出しています。
きょうは
古畑任三郎の面白さ
について考えます。
古畑任三郎のざっくりとした流れは
・被害者と犯人のやり取り
・犯人が被害者を殺めてしまう
・古畑任三郎と犯人のやり取り
・古畑任三郎、犯人のトリックを暴く
大体このような感じかと思います。
まず「被害者と犯人のやり取り」として、犯行現場のシーンが流れることが斬新でしたよねぇ。(結論が出てしまった推理モノをどうやって面白くできるのか?)
犯行のシーンでは、気になるポイントが写ったりして伏線が張られます。
そして、自転車に乗った古畑任三郎登場。
緊迫していたシーンから、のんびりした雰囲気に。
ここから視聴者は古畑任三郎と同じものを見ていくことになります。(視聴者は犯人を知っているので、なぜかドキドキします)
現場検証では、犯行シーンから犯人がトリックを組み込んだ差分を見ることになります。(空白が埋め込まれる)
そして、古畑任三郎と犯人のやり取りでは古畑任三郎が巧みな話し方、しつこさで犯人との会話を繰り返し推理を進めていきます。
ついに、あの暗転シーン「えー、今回の犯人は・・・」です。
衝撃でしたね。こちらに向かって話しかけてくるとは。それまでは舞台に居て、一時的に解説が入っている印象を受けました。
・犯人はあの方です。
・ここから解答編が始まりますよ。
みたいな。
視聴者としてのポイントは(どのシーンで犯人の犯行だって決めたの!?)となると思います。もしくは(あのシーンのあの発言は犯人あかんかったよねぇ)
そして、犯人を追い詰め自供させる。
さて、面白さを考えてみます。上の()書きで書いた部分がポイントかと思います。
・結論が出てしまったものへの面白さをどうやってだすのかの好奇心
・犯人側の視点、刑事側の視点双方で楽しめる
・犯行現場シーンとトリックが埋め込まれた後のシーンに間があり空白(トリック構築)を埋めたくなる
・古畑任三郎が犯人を特定したポイント探し
他の推理モノに加えて上記の点がプラスされたドラマなのでメチャクチャ面白くなりますよねぇ。最初に結論て、仕事の報告かよ!って思いましたがこれは大冒険ですよね。ただ、その後のポイントは最初に結論を見せたから見せられるポイントなのかとも感じました。
今回は古畑任三郎の面白さを考えてみましたが、今後も私が面白かったなぁと思ったものについて考えていきたいと思います。
そして、自身の作品にも応用したいと思いますのでお楽しみにしていてください!
でわ、また次回。(古畑任三郎でした。)