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VisionProを1週間オフィスで使ってみた|SJ Tech Blog
はじめまして。 新卒でソニックジャムに入社して3年目のanzo kiharu(アンゾウ キハル)です。 UI/UXデザイン事業部でフロントエンドエンジニアしてます。
Vision Proとは?
Appleが開発したヘッドセット型のデバイスで、現実世界にデジタルの情報や映像を重ねて表示できるものです。手や目の動きで操作でき、映画を見たり、ゲームをしたり、仕事をしたりといった体験が楽しめます。
今回はオフィスで1週間使ってみたレポートをお届けします。
オフィスで使う時のメリットデメリット
1週間オフィスで使ってみると、メリットデメリットがそれぞれあると感じました。
メリット
視界に必要な情報だけを入れることができて集中できる
モニターがない席でも、Vision Proを使えば広い作業空間で作業できる
デメリット
AirPodsをしていると、声をかけられた時に触られるまで気づかないことがある
自分の画面を他人と共有することができない
実際に装着してみて
キーボードだけ見える!!
この機能がとても良かったです。まるで自分一人で作業しているような感覚にさせてくれました。
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ただ、その反面、コミュニケーションの取りにくさも感じました。つけたまま話すと、目が合っている感じがしないので、相手がどこを見て話せばいいのか分からないようです。Vision Proには、自分の目を表面に表示する機能(EyeSight)があるので、コミュニケーションの取りにくさを改善できるか試してみたいと思っています。
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大画面での作業ができて自分に必要な情報だけを視界に入れられる事が大きなメリットで、MacのミラーリングとVision Pro側でFigmaとSlackを開いて3画面での開発ができてしまうんです。
自分の視界に作業画面が全て収まるので余計な動作が必要なく、これも大きな集中につながる理由かと思います。
また、MacのカーソルがVision Pro上のアプリでも使えるため、Macの操作から目線の操作への移行が必要ないのでとてもスムーズに操作できます。
1週間の使用を終えて
ウィンドウが目の前にあるので、他の人からは画面が見えないのに指差して「ここって……」と話しかけそうになった。
周りの人から「現実逃避をしたがっている」と思われてしまった
手づかみでお菓子などを食べようとすると反応してしまうから掴み方に注意
最後に
EyeSightの設定をすればコミュニケーションの面は改善でき、落ち着いて考えたい時に使うと擬似的にひとりの空間を体験できるので効率化できそうだと思いました。
SONICJAMでは新しい技術やデバイスをいち早く試してみる文化があり、そこで修得した技術をプロジェクトに積極的に取り入れ、新たな体験をつくっています。これまでにSONICJAMが手がけたさまざまなプロジェクトも、ぜひ覗いてみてください。