起業型地域おこし協力隊のメンタリング
こんにちは、菊原です。
今週になって、曽爾でもググっと気温が下がり、朝晩は一けた台の温度になってきて、ファンヒーターを点けて暖を取る暮らしが始まりました。
なんだか、少し前まで夏だったのに、いきなり秋を通り越して冬の入口が見えてきたような様相です。
そして、これから曽爾高原もススキの見頃を迎えますので、名湯お亀の湯に入りがてら、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
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さて、本年4月から曽爾村で起業型地域おこし協力隊が採用され、その活動が進んでいます。
活動が始まったばかりの時分には、村内の人脈づくりのために村内事業者の方々と知り合いになれるような機会を設けたり、と私たちもサポートを進めてきたところですが、いよいよ活動期間も半年を超えてきて、少しずつ事業の輪郭が見えるようなところまで活動が進んできました。
そういえば、わたしも2年前の7月に協力隊に着任し、半年経った頃は一体何をしていたのかな、と思い返してみると、事業のビジョンを立て、法人の形態を選択し、法人設立を終えたところで年末を迎えたのが、ちょうど半年後でした。半年という期間は短いようで、集中して取り組むと、一定のことを進められるまとまった期間でもあるのですね。
曽爾村の起業型の協力隊のみなさんには、わたしたちSONI SUMMITが村から委託を受ける形でサポートプログラムを提供させていただいているのですが、3か月に1度、外部からメンターを招聘して、日常の実務と比べてやや視座の高いところでインサイト(気づき)を得ていただくためのメンタリング機会を設けています。
メンターとなっていただいた方は、起業型協力隊の先駆けである岡山県西粟倉村にて、その制度の創設・育成に携わったエーゼログループ株式会社で、現在協力隊支援の部門長をされておられる松﨑光弘さん。これまで数十名の起業型協力隊の育成を見守ってこられたベテランです。
そして、そのメンタリングの2回目が、先週金曜日に開催されました。
(今回はZOOMでのWeb会議形式でした)
曽爾村では、現在「有機農業」、「リトリート施設運営」をそれぞれの活動領域として日々奮闘している2名の起業型協力隊の方が活動を進めています。
その二人から、3か月前と比較した際の、事業計画・収支計画の変更や、直近3か月間で気づいたこと、そして、これからの3か月間で取り組んでみたいこと、を率直に話していただき、そのあとは松﨑さんからコメントをいただきながら意見交換を進める形でメンタリングを実施しました。
二人の事業の進捗には、もちろん違いはあるのですが、松﨑さんはそれぞれのステージに応じた形で、一番適切なコメントを投げかけてくださって、新しい気づきを得たり(一人からは、私の目前で「その発想はなかったです。あぁ、なんか目からうろこが落ちました!」という言葉が出てきたり)、もう一人には、前回のメンタリングでアドバイスをいただいた内容の進捗があまり捗々しくなかったところを指摘いただいて、「アッ、これからしっかりやっていきます!」という流れになったり、と、それぞれにとってやや緊張感がありながらも、良い刺激を受けることのできた良い機会になったのでは、と傍から見ていて感じました。
そして、わたし自身のサポートプログラムの進捗についても、今年度が初めてということもあって、松﨑さんに「率直なところ、どうですか?」と評価をお願いさせていただきました。(笑)
曽爾村の協力隊のみなさんの活動も、西粟倉村の協力隊のみなさんとあまり遜色ないスピードで進捗していることをお聞きして、ホッと胸を撫でおろしました。
次の3か月、協力隊の二人(とわたしたち自身)がどのように悩みながら成長していくのか、引き続き平坦な道のりではないと思いますが、楽しみながら精進していきたいと思います。
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<最後にお知らせ!>
そして、起業型地域おこし協力隊は、今年度も募集する方向で曽爾村役場と検討を進めています。
今年度の募集開始は、11月頃を予定。
ご関心のある方は、その時期に曽爾村役場のウェブサイトをご覧いただいたり、SONI SUMMITにメール等でお問い合わせください。
昨年度も、応募していただく前に、オンライン説明会に参加していただいて募集に係る理解を深めていただいたり、曽爾村に1泊2日で来ていただく現場説明会で、地域やそこで暮らす村人を知っていただきながら、考えている事業プランを一緒にブラッシュアップする機会を設けさせていただきましたが、今年度も昨年度と同様の進め方での開催を予定しています。
地域おこし協力隊の3年間(最長)にベーシックインカムをもらいつつ、自分で考え出したワクワクするアイデアをカタチに整えていき、シゴトを自分で創り上げていく。そして、その活動をSONI SUMMITを含め村のいろんな方が多面的にサポートします。「ちょっとこれまで自分の中で温めていたアイデアがあって、、、」という方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてくださいね。
<ご参考>昨年度の募集
https://smout.jp/plans/9464