体験の話
体験って言うお話。
体験の記憶ってわりと深く残るようなもんで、小学生のときに参加した全日本スキー連盟のジュニアスキー合宿の体験で今でもスキーは滑れるし、国立少年自然の家のキャンプ企画で多少汚くても生活する術を得たりしたもので。
そんなおりにふと、今日、父から今日は父方のおばあちゃんが亡くなって10年目の命日だよってメールを来て思い出した、私と車のお話を。
前述の少年自然の家の企画で徳地にいくのに徳地少年自然の家のデリカスぺースギアのトランクに体育座りして運ばれた記憶から、わりと大きな車とかSUVとか好きだったんで、初めて車を買ったときはおっきな車に!とパジェロに乗っておりました。
パジェロも良い車でして、威圧感は最近の車に比べればないかもしれませんが、私のにはJAOSブランドの鉄製のガチ目なフロントグリル・カンガルーバーもついていて、リフトアップもして良く目立つ車ではありました。
そのパジェロ、20年選手だったのもあり、車検を通せるも通す金で車が買える値段だったため、車を乗り換えることにしたのです。
そのときになぜ、ガラッとセダンのティアナにしたか。
多分ですが、大学生の頃の体験が脳内に残ってたのでしょう。
これは、祖母が亡くなったあとのお盆の法事。
父のミニバンが後ろから追突されて工場送りになり、コンパクトカーに5人家族きゅうきゅうで乗って、山口市から豊北町の父の実家に行ったとき。
お寺さんによる法事も終わって会食への移動のときに、福岡から来てた父の従兄弟かな?親戚のおじさんが
「こっちの車お乗りよ。」
と、会食会場まで乗せてくれたのです。
その車がなんと黒塗りのレクサスLSのハイブリッドでした。
今さらネットのカタログを見るに、10年前あたりでハイブリッドはLS600hだと思いますが、新車価格1000万円超、黒革パワーシートにエンジンかけると運転手の設定した位置に自動でハンドルが動くメモリー機能。
圧倒的静粛性とデカさ。乗り心地の良さ。デカイナビ画面。
多分、生まれて初めての本格的高級車体験だったと思います。
これが頭に残ってたからでしょう。
SUVが高くて手が出ないってときにすんなりとセダンって選択肢がでてきて、しかも、でかいセダン乗ろうと思えたのかもしれません。
父からの今日のメールで思い出した小さな車体験の話でした。