情報の受け取り方
こんにちは、心理カウンセラーのまつうらです。
この記事はこんな人におすすめ
・普段よくニュースを見る人
・情報を受け取りすぎて何をすればいいかわからない人
・たくさんの人から教えてもらう人
・自分に軸がない人
情報が溢れる現代。反対のことが言われていてどちらを信じればいいのかわからなくなることもあります。例えば、朝はご飯を食べない方がいいという人もいれば、朝は必ずご飯を食べましょうという人もいる。
このようにどちらの意見も言われてしまうと我々はどうすればいいのかわからなくなってしまいますよね。
これまでは情報源が少なく、このように両方の意見を目にすることは少なかったと思います。しかし、I Tの普及した現代ではネットを見ればすぐにこのような矛盾した情報に当たります。
どうやって情報を取捨選択すれば良いのか?どういったことに気をつければいいかについて述べていきます。
愛のあるバカ・あほ
バカやあほという言葉は単体で見ると良くありません。馬と鹿を見間違えるほどの知能であることを指摘しているのですから。
しかし、これを言い合う関係が親友であったらどうでしょう?
一方がヘマをやらかした時に
「お前バカだな〜」
というのは相手の失敗を笑いに変える、一つの愛だと思います。
このように言葉一つとってもお互いの関係性や背景を考えると一概にその言葉が持つ意味だけでは判断できないことがあるのです。
情報を受け取る側はこのことを頭に入れておきましょう。
このような背景を考えていない場面は特にツイッターでよく見かけます。
誰かのつぶやきに対して批判が続出します。
しかし、よくみてみると批判は的外れ。元の発言者の背景や言葉の意味を深くとらえず、使ってある単語だけに強く反応しコメントしているというのを見かけます。
ツイッターは短文ですから、呟きに至るまでの状況やその言葉の深い意味までを推し量ろうとする人が少ないのかもしれません。
SNSであればお互いの反応が即座に来るためこのような発言者と受け取りてのすれ違いは分かりやすいです。しかし、本などはそうはいきません。
すでに亡くなっている著者もいるため受け取り手が情報を誤って受け取ると、間違ったまま理解を進めてしまいます。
本来の意味と異なった形で情報を受け取ってしまうことになるのです。
このような情報のすれ違いはSNSでは炎上という形で露呈したり、時には人が傷つけられるような事件にまで発展してしまいます。
こういった悲しいすれ違いを避けるためにどのようなことができるのでしょうか?
対策
情報発信者を知りましょう。
あなたが受け取った情報は誰が出しているのか?どのような目的で、誰に対して、いつ、どこで発信したのか?
ここを明確にしておくとすれ違いはおきにくくなります。
私の経験談をお話します。
友達と話していてLGBTの話になりました。
私が同性愛者のことを「ホモ」といった時に友達は強く反発してきました。聞いてみるとそれは同性愛者を侮蔑する意味があったのです。
しかし、私にしてみれば研究の中で「ホモ」「ヘテロ」は日常的に使う言葉です。そこに侮蔑的意味は存在していません。同じものを示すために使ったのですが、まさか人相手に使うことで友達から予想外の憤りを示され困惑してしまいました。
私としては「ゲイ」という言葉の方が馴染みがなく、濁点の響きが嫌なイメージを連想させていたのでした。
研究者の「ホモ」とLGBT界での「ホモ」には大きな隔たりがあることが感じられた一件でした。
このように発言者の背景を知っておかないとすれ違いは知らず知らずのうちにおきています。
私の場合は友達が強く反応したため気づけましたが、言われた言葉が嫌でも黙っている人もいます。
情報発信者が相手に伝わったと思っていても受け取り手は実はわかったふりをしている場合もあります。
自分が情報を伝えるときは間違いなく伝わっているのか?受け取るときは相手の意図や背景を考えられているのか?
情報が錯綜している今はこのようなことにも注意して情報を受け取らないといけないのかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。