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【光造形の工房に行きました】

上海から高速鉄道で約3時間の距離に寧海という場所があって、非常に中途半端な場所で産業も育っておらずバイヤーもなかなか足を延ばさない地域なんですが、数年前からこの地にひっそりと凄腕の造形師が住んでいます。

彼は元々上海の某樹脂メーカーの技術者だったのですが、ゲームと日本のアニメに傾斜し貯めていた貯金全額ぶち込んで生まれ故郷の寧海の自宅に造形設備を構えて引っ込んでしまった。僕とは杭州で開催された中国最大規模のアニメフェスで知り合って以来、新製品の試作部品をちょくちょく彼に頼むことで親睦を深めています。

先日、今手掛けているクラウドファンディング向けの新製品の部品の受け取りがてら久しぶりに彼に会いに行きました。普通の民家の奥の部屋で突然壁がぶち抜かれて奥の部屋が拡張されていて、そこに彼のラボ兼作業場がある。この部屋から僕らの身近にある製品の最初のひとかけらが生まれてくると考えるとちょっと不思議。

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寧海は地名よりも巡洋艦として多分日本では知られていて中華民国の要望で日本で建艦されたのにその後の日中戦争で日本軍に爆撃されてしまった時代に翻弄された感のある艦、ゲームキャラ化もされてて、あれはない。って造形師の彼も苦笑してました。

仕事でもそうですが、彼とは趣味で様々な物を作っていて最近だとミニ四駆とドローンのパーツを作ったりしています。SNSが縁で様々な人と日々繋がっているのですが、そのやりとりから新しいアイデアを貰うことも多く光造形を使った新しい試作品のアイデアが今二つ頭の中にある。

ズバリ言ってしまえば釣り関連と福祉機器関連です。今やってることがある程度片付いたらヒントをくれた方々に改めてお礼がてら連絡を取って、ご教授して頂き可能ならコラボして早速形にしていきたい。

光造形って何だろう?って人の為に実際の造形風景の動画をツイッターでアップしておいたので興味のある方はそちらも是非。

(こちらの内容は2017年にVALUにて投稿したもので、内容はその当時のものとなります)

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こういった中国での体験のあれこれをもとに、フィクションとノンフィクションが混じったKindle本も出しています。さらにディープな中国に興味のある方は是非!!!

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