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9、「最近思い出した昔のこと」を考える。

1、最近思い出した昔のこと


10/12(月)から、
アーティストフォーラムオムニバスCD
のレコーディングが開始されました。


2014年の10周年ライブの時にはじめて

それから2015、2016、2017、2018と
5年間にわたって、

「音楽歴、ジャンルの異なる7人が
それぞれ人生のテーマソングを創り
ステージ上で披露する」

というライブを開催してきたのが
アーティストフォーラム


今回、その集大成として、

30曲以上生まれた
人生のテーマソングたちから

全11曲をピックアップして

1枚のCDアルバムに収録しようという
ことで、レコーディングすることに
なったんです。

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※2020年12月18日発売予定です。


これについてちょっと言うと、僕が

初めて仕事でお世話になったエンジニアさん、
初めて使ったその時のスタジオで、

みんなをレコーディングさせるんですよ。


だから「恩贈り」というか、

自分が2006年(14年前)に経験したことを
今度は次の人に渡す

っていうことなんですよね。


14年前の自分はきっと想像もしてない展開なので
当時のことを思い出すと、本当に感慨深いです。


2、「く」のことだま

毎回、名前のことだま®の話をしてるので
今回もそれをしようかなと思うんですが

「最近思い出した昔のこと」

を表す一字なんて当然ないので…(笑)


「これは何のことだまかなぁ」と
思ったんですが、よくよく考えてみたら

「く」

ということだまなんです。


日本語の「く」には
二つ意味があって、

一つは「来る」っていう意味なんですね。


「来る」って何かっていうと
人は過去からやってくるじゃないですか。

なので、「来る」という言葉が
意味してるものは「過去」なんです。


だからたとえば、

「くみこ」さんとか
「くにひろ」さんとかっていう
名前の人がいたら、

「あなたは過去というのがちょっと
キーワードになる方ですよ」
と。


過去にあった何かを
現在にリニューアルするとか、

自分の家の家系図とかを調べるとか、

古き良き日本というものを
温故知新で蘇らせるみたいな、

そんな使命がありますよっていう
話をするんです。


で、もう一つが何かというと
「蔵(くら)」なんですよ。

蔵って何かって言うと、
大切なものをおさめておく場所が
蔵なんですよね。


たとえば火事とかあって
母屋が焼けても蔵は残るということ
なので、

「宝物を入れておく場所が蔵」

だったわけです。


ということは、

過去を表す「来る」という言葉と

宝物を表す「蔵」という言葉。


この二つが同じ「く」の音で表されてるって
いうことは、ここから読み解ける日本人の
メッセージは、


【 過去は宝物だよ 】


だったと思うんです。


だから、大切なものは過去にある。

それをみんな活用してなかったり、

思い出してなかったりするっていう
ところを、

日本人の知恵としてね、
教えてくれてるのかなという気がするんです。


3、十年前の自分に手紙を書く

結局、忘れてしまっていることの中に
すごく大事なものって
詰まってたりするんですよね。


だから新たな知識を聞くような
セミナーとかも多いですけど、

自分の過去をもっと見ていった方が
すごく実りがあるような気がします。


僕のメンターの一人に
平野秀典さんという、

演劇とビジネスの融合を提唱されてる方
がいらっしゃるんですが、

その方の観音崎感動塾という
一泊二日のセミナーがあって、

先日行ってきたばかりなんですよね。


そこでやるワークの一つに、

【 十年前の自分に手紙を書く 】

というワークがあるんですよ。


これのポイントは、

十年前の自分に
どんなテーマで手紙を書くかっていうと

「大丈夫」

っていうテーマで書くということ。


十年後の私は

色々なことがあるかもしれないけど、
とりあえず生きてるわけじゃないですか。

生活できてるわけです。


色んなことあったけど
実は全部大丈夫なんだよっていうことを

十年後の「今の私」は言ってあげられる
わけなので、

【未来の私が、過去の私に手紙を書く】

っていうのをやるんですけど、

これがすごい感動的な空気感になるんですね。


【注意】そこに至るまで
いろんな感覚のスイッチを開いて
いくっていうのが感動塾のキモなので、

表面上だけ真似をしても同じようには
ならないとは思います。


4、14年前の初仕事の話

冒頭に、今回のレコーディングを
担当してくれるエンジニアさんの
話をしましたけど、

これはもう、
僕の初仕事だったんですけど、

居酒屋てっぺんの
ドキュメンタリーDVDで
『夢力(ゆめぢから)』の主題歌を
歌うという初仕事だったんです。


その仕事が何で決まったかっていうと
当時僕はアルバイトしてて

福島正伸さんという方が
「夢・実践会」という

相互支援をテーマにした連続講座を
されていたんですね。


なんとですね、僕、

その講座に参加してもいないのに、

そこで僕の人生が変わっちゃってるんですよ。


どういうことかというと、

僕の大学時代からの後輩が

「安達充という人を世に出したい」

という夢を掲げて、

自腹を切って、僕に内緒で、
その講座に申し込んだんですよ。

(注:僕は当時アルバイトをしてました)


彼が、「こういう人がいて…」と
思いっきり語っているうちに、

じゃあ、その想いをプレゼンしなよって
ことでプレゼンしたところ、


「皆は自分の夢叶えたくてここに来るのに
君は人の夢を応援したくてこんなところに
来るなんて、、、本気だね…」

っていう話になって

「じゃあ、安達充って人は
よくわかんないけど、

君がそこまで本気で応援したいなら
僕らも力を貸すよ」


と、僕のいないところで僕の初仕事の
話が動き出して、形になったのが
その『夢力』の主題歌だったんです。


なのでまだ、福島さんに
まだ会ってないうちに
僕の人生は変わってるんですよ。


で、そんな福島さんにやっぱり何か
恩返ししたいなって常々思ってたら、

次の年になって


「安達さん、ドリプラという
プレゼン大会を始めたんだけど、

音楽は著作権の問題があるから
オリジナルで行きたいんだ。

だから力を貸してくれないか?」


と言われて、

「やります!!」

って二つ返事で答えたのが、

10年間にわたるドリプラでの
音楽制作サポートの活動に
なっていったんですよね。

5、導いてもらった道こそ、使命

これは前回の
「道」の話にも通じますけど、

道って、

自分で歩んで行く道だけじゃなくて

気づいたらこんな道を
歩ませてもらってたんだなぁって

いうこともあると思うんですよね。


「自分で切り拓く道」

「導いてもらった道」

あるとするならば、


意外とて「導いてもらった道」こそ

その人が本来
やるべき使命だったりするような

気がするんですよね。


これも名前のことだま®の話で
よく言うんですけど、

「氏名(しめい)は使命(しめい)」

ってことで

名前からミッションを紐解くというのは
よく話すじゃないですか。


実は、もう一個あるんですよ

「しめい」って言葉。


これ、何かというと

「指名(しめい)」

なんですね。


だから、

【使命とは人から指名されるものである】

と。


でも、ご指名するってことは、

その相手の本人は
気づいてないかもしれないけど

「あなたならそれができる」

とか

「あなたはそれをやれる」

っていう信頼や確信があるから
指名するんですよね。


それって得てして本人よりも
周りの方が見えてたりするので。


それでいうと、今の自分は、
過去の自分に対して

「お前ならそれができる」

とか

「お前はそれをやれる」

と言ってあげられる存在なんですよね。


過去に対してそういう目線を持つと

未来に対しても勇気や自信が
わいてくることにつながるので、

それが「昔を思い出すこと」の
一つの価値
なんだと思います。

※このコラムで書いてる内容は、
毎週 月・水・金の9:00~9:30に配信している
「安達充&どいちゃんのアドLIVE(リブ)天国」
ダイジェストなので、よかったらこちらも♪
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