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こころあれこれ

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#河合隼雄

河合隼雄『カウンセリングの実際』

河合隼雄『カウンセリングの実際』

河合隼雄は1965年に日本人として初めてユング派分析家の資格を取得し、帰国後心理療法の活動を始めました。本作「カウンセリングの実際」は活動初期の著作になり、1969年に行った講演を基として1970年に刊行されています。既に50年以上が経過していますが、今なお心理療法を志す学生や、実際にカウンセリングに携わっている人たちに読み継がれている名著として名高い一冊です。

カウンセリングのねらいに始まり、

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河合隼雄『源氏物語と日本人 紫マンダラ』

河合隼雄『源氏物語と日本人 紫マンダラ』

青年時代に源氏物語を読もうとした河合隼雄は、次から次へと女性と関係を持つ「うそつきて女たらし」な光源氏に腹立ちを覚え、馬鹿くさいと思い途中で放棄してしまったそうです。ところが後年、心理療法家として活動している中で日本人の生き方を考える必要に迫られた河合は、その思索の過程で王朝物語に興味を覚え、再び源氏を読むことにしました。

読み始めた当初こそ、個性がほとんど感じられない光源氏に戸惑いを覚えた河合

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東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』

東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』

大切なものは何だと聞かれて考えた
よくよく考えたけど やっぱりこれだろう
幸せだハッピーだ これがすべてだろう
金があっても不幸せじゃどうにもなりゃしねえ
幸せハッピー  誰も文句はいえねえ
幸せハッピー  それこそが人生の全てさ
(忌野清志郎「幸せハッピー」)

他者との「絆」を結ぶことの素晴らしさが語られ、「自己肯定感」を持つことの大切さがあちこちで説かれる。確かにそうだとは思うけれど、あまり

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河合隼雄『あなたが子どもだったころ〜こころの原風景』

河合隼雄『あなたが子どもだったころ〜こころの原風景』

大人は昔の自分を忘れてしまう生き物さ
(沖田浩之『E気持ち』より)

ロングセラーとなっている『子どもの宇宙』に代表されるように、河合隼雄にとって〈子ども〉は重要なテーマの一つでした。河合が〈子ども〉を語るときは、児童文学やファンタジーの解説を通すことが多いのですが、本書は各界を代表する10人との対談集になっているのが特徴です。

どのような内容なのかは、各対談につけられたタイトルを紹介するのが手

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